38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

土のめぐみの土田さん。

2007年03月12日 | 農と暮らしの日記
かぶの花。なんとなく妙である。



朝いちばんの出荷と納品のあと、午前中に野菜セット。
いよいよ”トウ”の類(たぐい)も入れるものがほとんどなくなってきて、たとえば今日のセットは、人参、大根、キャベツ、レタス、サニーレタス、ねぎ、ほうれん草、小松菜のまびき、そんな感じ。

午後からは、お出かけ。
まず、市街にある税務署で確定申告の手続き。書類の下書きしたものを持参し、パソコンでの書類作成を現地で始めたのだが、添付する農業所得用の収支内訳書は手書きのみだということが判明し、続きは明日に出直すことになった。

そのまま、丹原の「ちろりん農園」西川さんのところへ。
今日は鶏糞をいただきに行くのである。先日は剪定屑の堆肥化し始めているのをもらってきたばかりだが、それはそれとして土作りに今後も随時投入予定で、一方、目の前で黄色くなっている野菜たちに、ここらでやはり即効性のある動物性のものを与えたいという欲求が募った次第。

平飼いの小さな鶏舎がいくつか並ぶ、ちろりん農園。
そのなかで、いまは鶏が入っていない部屋があり、そこに「堆積」している鶏糞を鍬で崩しながら8袋いただく。帰りに西川さんの畑や温室をまたちょっと見学させてもらい、「なるほど、なるほど」とあれこれ吸収して帰る。

家に戻って着替え、すぐにバスでまた市街へ。
市主催、市青年農業者協議会共催の行事で、「土のめぐみ」の土田賢一さんの講演である。主に熊本の有機野菜をネット販売しているサイトで、このブログでも何度か書いている築山さんの「名水いちご」も取り扱っている。今回の企画もどうやらその縁であるらしい。

しかし、会場の「ひうち会館」、バスで行くところではない。
クルマだと非常に便利なところなのだが、夜の懇親会に備えて今日は自転車で行こうと思っていたところ、自分の自転車はパンク中、なので薫のを借りようと思っていたら、ちょうど夕方使うのだという、そうだ、忘れていた。

それで、バス。
1時間に1本のバスがちょうどあったから乗って終点の「西条車庫」下車。片道560円、所要約25分。が、降りてからが徒歩10分くらい。時間ぎりぎりだったので走っていく予定だったのだけれど、ちょうど携帯がかかってきて、話しながらなので全速力というわけにはいかず、遅刻しました、ごめんなさい……。

さて、土田さんの話はおもしろかった。
まあすべてがすべてに共感したわけではもちろんないけれど、あのエネルギーはすごい。懇親会で少し話をさせていただいた。本も出るそうです。『ええ野菜』(河出書房新社)。それから、この日は「氷温協会」のセミナーもありました(僕は不参加)。なお、懇親会では「藤田家族の人参」を「柿なます」に使ってくださっていました。ありがたいことです。



明日も晴れながら低温の予報。
3月も後半に入る前に、畑の整理を少しずつでも進めたい。



コメント
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