先頃の日本スーパーライト級王者、鈴木雅弘の王座返上という残念な話がありましたが「その後」の展開が、予想外に前向きなものになってきました。
今月17日、A-SignチャンネルがYouTubeでライブ配信する、同級日本ユース王座決定戦の好カード、
佐々木尽と湯場海樹の勝者が、日本1位の平岡アンディと、空位の日本王座を争うことが決まった、とのことです。
これ、1位の平岡陣営、つまり大橋ジムがアピールしているだけではなく、八王子中屋ジムも含めての発表とのこと。
つまり、正式に合意があって「やります」と「発表」したわけです。
嬉しい驚きというか、傍目のファンが「こうあってほしい」と思う、然るべき話が、こんな風にすんなり出てくるのも珍しいような。
要するに、関わる三選手、及び陣営がいずれも、自らの勝機を信じている、つまり力に自信があるから、こういう話が決まるのでしょう。
結果がどうなるかはともかく、ファンとしてはこの姿勢をまず称え、拍手したい気持ちです。
勝負の世界とはこうじゃなくちゃいかん、と思いますね。
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そして、今月21日の日本フライ級タイトルマッチ、
ユーリ阿久井政悟vs桑原拓戦のひかりTV、dTVでのライブ配信に続き、この日本スーパーライト級王座決定戦も、「フェニックスバトル powered by ひかりTV」という興行になるとのこと。
当然、こちらもライブ配信がある、と期待していいのでしょうね。
阿久井、桑原戦は、ホール突撃も考えたくらい(さすがによう行きませんが)の興行で、私はdTVで観戦するつもりです。
今までみたいに、TVが買ってくれないような試合(ことによると、世界戦も含む)の逃げ道に使うのでなく、国内の好カード、或いはその枠を越えたカードをどんどん組み、YouTubeや各オンデマンドに「投入」するくらいでないと、いつまでも従来型のTV依存、という限界ありありの形態から脱却は出来ない、と常々思っていたので、こういう傾向は歓迎したいと思います。
さらに話が進めば、いずれは、こういう配信に、世界とつく試合、それもトップスターが絡むカードが「投入」される日が来て欲しい、と思ったりもします。
それこそ井上尚弥の試合だとか。ライブで見るには有料、地上波は録画のみ、というのは、彼が海外で闘う場合、WOWOWとフジテレビ、という形で、すでに実現しているとも言えるわけですし。
例えば井上尚弥vs井岡一翔が実現するとして(しないでしょうが)、日本開催の試合がオンデマンド配信で独占され、TVは翌日以降の録画、となれば...けっこう、楽しい想像が出来るように思います。
もちろんこれは、そのようなビジネス形態に「耐えうる」スターの輩出あればこそ、の話でもあります。
現状、井上以外に、このレベルの「商品価値」を持つボクサーはいないでしょう。しかし技量力量、潜在能力などを言えば、彼に「次ぐ」存在はいると思います。
問題は、それが広く認知されていないこと、見知られていないことであって、その機会を創出するためにも、国内好カードをTVの(狭く、貧しい)枠内に収め続けるのでなく、様々に新しい道を作り、広がりのあるビジネス環境を築いていかねばならない。
それが最終的には、次世代の井上尚弥、というべき、新たなスターボクサーの輩出に繋がることでしょう。
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そういうことで、少し(かなり?)脱線してしまいましたが、このような流れを主導しているA-Signチャンネルにて、明日、ネットではないですがG+で生中継される、伊藤雅雪vs細川バレンタインのプレビュー動画がありましたので、ご紹介。
「バレンさん」の語る言葉には、いちファンとして、共感するところ大、であります。
これも言うてる間に明日です。楽しみです。両者の健闘を!