さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

日本代表、アマチュアとしての誇り 岡澤セオン「せやねん」に登場

2021-07-20 02:59:24 | 長谷川穂積



ということで、毎度お馴染みMBS毎日放送「せやねん」にて、五輪代表岡澤セオンに長谷川穂積がインタビューしてました。
動画ご紹介。







リモートインタビューでしたが、かなう限り、日本代表として、そしてアマチュアボクサーとしての誇りを語っています。
カザフスタン合宿でのある行動や、アマチュアボクシングの素晴らしさを伝えたいと語る姿からは、彼が心中に秘めた思いが伝わってきます。
このような若者が、日本を代表して闘うのだから、五輪にまつわるあれこれはともかくとして、やはり応援せずにはいられませんね。


ボクシング競技の放送とか配信とか、具体的にどうなっているのかわかりませんが、ことTV放送は、予定としては限定的、放送されない階級の方が多い、というのが現状のようです。
もっとも、岡澤はじめ、日本代表が勝ち上がっていけばその限りではなくなるでしょうから、是非とも、上位進出、そしてメダル争奪がかなうところまで、頑張ってほしいものです。健闘を!


こちらに配信予定が出ています
もうTwitterの時代なんですね...。




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かつての自分自身を追う、旅の終わり 大場浩平、2-1判定勝ち(動画追加)

2021-07-19 00:17:39 | 大場浩平



ということで、昨日はWOWOWオンデマンドで世界最高峰の試合をひとつ見たあと、YouTubeで刈谷からの配信を見ていました。
メインの逆転KO(こういうの、続くもんですね)、セミの速攻劇等々、一昨日の八王子にも似た、激しい試合が沢山見られました。
しかしその中で、やはり一番気にかかったのは、静かな部類の展開だった、5試合目でした。


大場浩平、ラストファイトは2-1判定勝ち。
内容的には微妙な感じもありました。
若い中村龍明が少しでも大振りになれば、目と距離で外す防御が生きましたが、少しでも小さい振りで狙われると、外しきれない場面も散見。
初回、中村のワンツーが入ったときは、また防御センサーが機能せず打ち込まれるか、と心配になりました。

しかし、芯は外せていたようで、その後は少しずつ動きで外す感じが出てくる。
とはいえ、時に押されたりもつれたりした際にバランス崩したり、足取りも往時の軽快さとは程遠かったり。
かつて名人芸の域だった右アッパーやボディ攻撃も、目覚ましい効果は生まず。

中村に「攻めあぐみ」の展開を強いた、とも言えるが、試合は山場らしいものなく終了。
判定は2-1で大場でしたが、正直、どちらとも言い難い、という感じでした。


ただ、大場浩平が、リングの上でしか追い求めることの出来ない何ごとか...かつての自分自身の影か、片鱗か、どういう表現になるのかわかりませんが、そうしたものを再び「実感」したくて闘っているのだろうなあ、という心情的なところは、けっこう伝わってくるものがありました。

身体を左右に翻し、上体を反らし、そこから肩を捻って打つ右ストレート、ダイレクトで的を捉える右アッパー、相手の打つ手の前に、或いは後に狙うカウンターなどは、本人の意に反し、往時のような鮮やかな勝利を彼に与えはしませんでしたが、最終回に浅く?決まった右カウンターは、彼のせめてもの願いに、僅かながらかなうものだった、のかもしれません。



「自分はずっとボクシングやってきて、これしか好きになれなくて」
「他の何も、好きになれなくて」
「今日、リングに上がることを、ずっと夢に見てきました」
「今日、それを終わらせます」
「新しい人生を、家族と、もう一回、やり直します」
「(観客に向け)今日、本当に、ありがとうございました」



試合後、引退セレモニー(通算二回目)で涙を堪えて語る言葉は、どれも胸に迫るものでした。

長きに渡ってその才能に魅了され、その姿を追い続けてきた大場浩平との、お別れのときが(改めて)来たのだなぁ、としみじみ思っています。
そして、これをライブ配信で見られて良かった、と。
大場浩平と共に「ボクシング選手名鑑」管理人さんにも、感謝します。ありがとうございました。



=================


こちらに、昨日の全試合、別角度から、画質の良い動画がアップされています。
これは有り難いですね。重ねて感謝です。



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本日も国内外でオンデマンドライブ配信 大場浩平「ラストファイト」も

2021-07-18 00:02:11 | 中部ボクシング


と、今日もまた、YouTubeで愛知は刈谷の興行 “FOREVER CHALLENGE” がライブ配信されます。13時からの予定。
日本スーパーウェルター級ランカー、丸木凌介がメインの興行。
そして、あの大場浩平の「ラストファイト」となる試合も行われます。







こちらは「ボクシング選手名鑑」管理人さんによる試合の配信で、今回が二回目になるとのこと。
これも少しでも多くに視聴され、また今後に繋がって欲しいと思いまして、ご紹介。


今日は午前の内から、スーパーウェルター級4大王座統一戦がWOWOWオンデマンドでライブ配信されますし、またも大変な日曜日です。
MotoGPがお休みなので助かりますが。




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若さ故?の無謀と爆発力 佐々木尽、大逆転KO勝ち(動画追加)

2021-07-18 00:00:36 | 関東ボクシング



予想なんて本当に無意味だなあ、と見終えてしみじみ思う、ドえらい試合でありました。
と、一言で済ますことも出来るのですが(笑)まあ簡単に、昨日の試合の感想を。


メインを待たずして「爆発」していた感のある昨日の興行ですが、メインは文字通り、それに輪をかけた、という言葉通りの展開。
初回、佐々木尽は左フックを外から振り回す。対する湯場海樹は、左ストレートを厳しく叩き、良い距離を掴むスタート。
ラスト30過ぎた頃、湯場の左が命中、佐々木がダウン。まともでした。

2回早々にも、湯場の左が命中、佐々木ダウン。立ち上がった佐々木に、湯場が連打で猛攻。
しかし佐々木、足止めて笑顔を見せる。湯場がまた攻める。ガードで凌ぐ佐々木。

この後、佐々木が距離を外さず、湯場が一番力を込めて打てる位置に踏ん張って、そこから前に出て、相打ち狙い。
無謀にも程がある、と思っていたら、一度相打ち気味のタイミングで反撃、そして打ち合ったのち、左フックで今度は湯場がダウン。
ダメージ深く、立ったもののぐらぐら。レフェリーが止めて、大逆転KOとなりました。



まー、何と言いますか。見終えて「そんなあほな」と言いたくなるような、とんでもない試合でした。

ことに佐々木尽の反撃の仕方です。
左フックを振り回すスタートはいかにも荒く、湯場の左ストレートの方が先に入るという、実に悪いパターンにハマっていたのですが、上記の通り、その後、湯場が一番力をかけて打てる距離を避けるのではなく、そこに立って、その位置から反撃に出ました。


かつて、湯場忠志をKOした、奇しくも同姓の佐々木基樹は、湯場の左強打が一番生きる距離に立たないよう、細心の注意を払った「ライン設定」をし、その外側から内側へと入り、打ってはすぐに脱出し、また攻める、というボクシングで、予想不利の試合に勝利したものです。
しかし、今日の佐々木尽は、早々の大ピンチにあって、全く逆のことをやりました。

もし、もう一発、湯場の左が入っていたら、そこで「決壊」したかもしれませんが、その前に相打ち気味のタイミングで打って出て、左フックで倒してしまう。
確かに強打を持ち、秀でた「決定力」がある選手だとはわかっていても、それでも、余りにもリスクが高い賭け...というに及ばぬ「無謀」に見えたのですが、佐々木はたった一撃で、その賭けに勝ちました。


本当に、物凄い試合を見たものだ、と思う反面、佐々木の「先」を思うと、勝って勉強出来る幸い、という試合になるのか、結果勝ったことで「薬にならん」試合だった、と後に振り返ることになるのか、何とも言いがたい試合だった、と思います。
ただ、言えることは、ユースタイトルとして闘われる試合らしく、若さ故の無謀さ、未熟さと共に、ひょっとしたら両者のボクサー人生において、二度と再現されることのない「爆発」的なものもまた、存分に見られた...見せつけられた、のかもしれません。


昨日書いたプレビューぽい記事で、展開予想も少ししてみましたが、結果、ほとんど意味をなさなかったなあ、と恥じ入っています。
ただ、まばたき厳禁、というところは、外してなかったなあ、とは言わせてください(笑)。
もっとも、さすがにこれほどとは思っていませんでしたが...桁外れというか、規格外というか。



アンダーカード4試合がまた、どれもこれも凄いKOばかりで、メインを待たずして「八王子KO祭り」の様相でしたが、さらに凄いメインでした。
改めて、この試合をライブで見られたことに感謝です。
ていうか、このご時世がどうとか、東京の都心からさらに遠いからとか、そんなことはどうでもええわ、会場行って見るべきだった、という気持ちになったくらいです。


メインの両選手はもとより、出場した10選手全員に拍手したいと思います。
そして、この、桁外れに激しい、ボクシングの蠱惑的な魅力に溢れた5試合が、一人でも多くの目に触れてほしいと、心から思います。
後日、アーカイブも置かれることでしょうし、そうなったらまた、改めて見返したいものですね。


================


※早速、今日、動画がアップされていました。
未見の方は是非見ましょう。見ないと損ですよ(^^)






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強打爆発の予感 佐々木尽、湯場海樹激突 本日15時からライブ配信

2021-07-17 00:13:33 | 関東ボクシング




ということで本日は、八王子市の富士森体育館にて、期待の若手強打者が激突。
日本ユース、スーパーライト級王者、破格のスラッガー佐々木尽と、同ライト級王者、湯場ジュニアこと湯場海樹の対戦です。

八王子の会場にはとてもよう行きませんが、YouTubeで15時からライブ配信があります。
全6試合ですね。





アーカイブが置かれるかどうかは不明ですが、まあ大丈夫でしょう。
せっかくなのでライブで見たいところです。


A-Signチャンネルでは、石井一太郎会長と、胡朋宏トレーナー(元日本王者、湯場忠志と対戦あり)が、試合の見どころをあれこれ語っています。
以前からアップされているプレビューもくっついている動画。







胡トレーナーが語る、湯場海樹の父、湯場忠志がナチュラルに構築したという「距離」についてのコメント、興味深いものがあります。
この息子さん、何しろ良いとこ(長身、長いリーチ、サウスポー、左強打)と、悪いとこ(単調、強打出来る距離が限定的、長短の切り換えが見えない、右リードが甘い)とが、全部親父さんそのまま、という印象ですが、最も「良い」ところ、つまり距離の構築も父同様だとしたら...という。

予想としては、湯場がストレートパンチの距離で食い止めきれずに、佐々木の強打が決まる可能性の方が高いか、と思っていますが、もし湯場が技術面で伸びていて、一定以上の頻度で「止められ」るのなら、という可能性ももちろん、捨てられません。
いずれにせよ、爆発的な何ごとかを見ることになるのではないか、という予感があります。
これは本当に見逃せない、それこそまばたき厳禁、という世界ではないでしょうか。


そして、この試合の勝者が、平岡アンディと、空位の日本王座をかけて対戦する、という運びにもなっていて、ますます要注目の一戦です。
こういう好カードに、さらなる今後への期待も重なる、まさにプロボクシングかくあれかし、という気持ちです。
改めて、本日のライブ配信、しかと見ましょう!



==============



ということで、一曲。
the pillows “Movement” です。








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準備期間を考えると? 大橋会長、井上次戦について語る

2021-07-16 01:34:39 | 井上尚弥




井上尚弥が次戦について、ノニト・ドネアとの対戦希望、とコメントした、という記事が数日前に出ました。
おそらく、相手自体はもう決まりに近いのでしょう。
ただし、どこでやるかについて、大橋秀行会長は慎重な見通しで、米国開催の方が可能性が高い、と語っています


欧米のように、ワクチン接種が進んで、イベントも規制が取り払われるような状況が、年内に来るのが確実視出来れば良いでしょうが(普通ならそうなっていないとおかしいのですが)、そこが色々と心許ない。
このカードで横アリ、さいたまSAクラスの大箱を、客数制限なしで埋めたい(というか、そうでなければ意味が無い)となると、準備期間など含めて、微妙なタイミングなのでしょう。
現時点では、アメリカでやる方が確実なのかもしれませんね。

もちろん、大橋会長はじめ「日本側」の希望は国内でしょうから、ぎりぎりまで可能性を探るのでしょうが、その「期限」は、思うよりも早く来てしまうのかもしれません。
昨日発表された和氣慎吾、井上拓真戦も、普通にホールで興行されるようですし、その「覚悟」はすでにしているのでしょうね。


井上尚弥のキャリアに資するところ大なのは、アメリカの試合である、というのは当然ですけど、久し振りに大会場で直に井上を見たい、という気持ちでもあります。
まあそれが、来春あたり、例えば対リゴンドー戦であったら、それはそれで充分、楽しみなことではありますが。

ていうか、私、前回の来日試合、府立行かずに見逃してますんで、いっぺんあの変わった御仁の試合ぶりを、直に見たいなぁ、とか思ってたりもします...はてさて、どうなりますか。




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名前は伏せてありますが、おそらく 和氣慎吾、次戦は11月頃(追記)

2021-07-15 07:52:44 | 関東ボクシング




ボクシング関係のYouTubeもいろいろ花盛り?と言って良いのか、よくわかっていませんが...。
自ら「底辺」と自虐しているものの、そんなことないやろう、けっこう人気ありそう...と見える「和氣慎吾 リーゼントボクサー」チャンネルで、和氣慎吾の次戦決定について、語られていたのでご紹介。







ただし、相手の名前はまだ明言していません。当然、色々都合あってのことでしょうが。
少し前の動画では、和氣に対戦して欲しいボクサーは誰か、というアンケート?というかコメントを募集していて、当然、近辺階級の有力選手の名前がずらりと出たようです。


一番の大物というか、実績で上なのはIBF王座を正規、暫定と二度獲得の岩佐亮佑。
元々親交があったが、階級が揃ったらライバルだから...とのことでしたが、岩佐がフェザー級に上げるようなので、対戦はないのでしょう。
赤穂亮や勅使河原弘晶は、どちらとやっても、ホール満員でしょうが。

ただ、動画内の会話から類推するに、このどれでもなさそうな感じ。
で、某有力会長からの電話で急転直下決まった、という話。
本田会長だと、帝拳にこの辺で上位がいないので、では大橋会長か、と。
すると、当然、井上拓真の名前が思い浮かびますね。


動画では、試合の時期は11月頃、とこれは明かされていたので、井上尚弥、ドネア再戦興行のアンダーに入るのかも、と、これも容易に想像がつきます。
ていうか、そうだったらいいなあ、と(笑)。
会場がさいたまだったら遠いけど、横アリだったら楽で良い、とかなんとか、今からあれこれ考えております。
まあ、こういう想像をあれこれ働かせているときが、一番楽しいときだったりしますので...はてさて、どうなりますか。



※と、今日、早くも発表ありました。報知の記事です。
11月11日、WBOアジアパシフィック王座決定戦、相手はやはり井上拓真、とのことです。

この記事には会場がどこか書いてありませんが、ビートによると後楽園ホールとのことです。
ふーむ、これは別にやるのですかね...。


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好カードは組む甲斐あり、だが 中垣vs花田、若手対決はドロー

2021-07-14 16:16:19 | 関東ボクシング




月曜からフジテレビオンデマンドでも見られるようになっている、中垣龍汰朗vs花田歩夢の日本スーパーフライ級、ユース王座決定戦は、1-0のドローでした。

有り難いことにフルラウンド見られましたが、なかなかの好試合。
メキシコでプロキャリアをスタートさせた花田19歳、トップアマからプロ転向後3戦目のサウスポー、中垣21歳。
左手を少し出して牽制し、右ストレートを上下に飛ばす花田に、中垣も速い左ストレートで対抗。

3回、花田の右で中垣のけぞる。すぐ左打ち返すが、花田が抑える。
4回までは互角に見えたが、5回以降、花田の右ストレートが伸び、深く入る場面が増える。
7回はそこに左ボディの好打が重なり、中垣、目に見えて失速。
8回、中垣踏ん張るが、ポイントの振り分けに迷う内容。中垣挽回、と見るべきか、微妙な気も。


好ファイトであることは確かで、好カードとは組む甲斐あり、と改めて思わされましたが、判定は正直、首を傾げました。
ましてや、逆が一人いてのマジョリティドローとは。
確かに中垣の速いパンチも目を引きましたが、普通なら後ろ手(花田の右)の方が多く、強く、深く入って相手を脅かしているのを見て、採点するものではないのでしょうかね。
しかも、その上できちんとひとつ「山場」も作っているのに...。


大橋ジム関連でいえば、以前の中嶋一輝vs堤聖也戦などもそうですが、国内の若手対決で難敵と闘うのは立派ですけど、こうなったらば、やはり早期に再戦するべきではないのか、それが大手ジムのプライドを示す機会だろうに、と思います。
せっかくの好カード、良い内容の試合だったのに、この辺は残念な気持ちになりました。



アンダー2試合、ダイジェストでしたが見られました。
溜田剛士は強打健在。森且貴はまたも新人王対決で、小島蓮をTKO。

森且貴は、新人王同士の試合に連勝し、着実に自信もつけてきている様子。
谷口将隆や重岡兄弟など、ワタナベジム勢の牙城にいずれ迫れるか、もう一段上の話となるとまだわかりませんが、やはり中身のある試合を重ねている選手というのは、応援したくなるものですね。



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晩成型の王者、遂に引退 細川バレンタイン、YouTubeで表明

2021-07-13 21:16:35 | 関東ボクシング



細川バレンタイン、自身のYouTubeチャンネルで引退表明
このチャンネル、何回か見たことあります。ざっくり、でもじっくりとボクシングを語る、という感じでしたね。
とりあえずご紹介。
どえらいサムネイル画像ですな、しかし。






初めて見たのはどの試合だったか覚えてませんが、正直、良い物持ってるけど、決め手に欠け...という以前に、心身共に「自信」がないんだろうなあ、という印象がありました。
それが日本タイトル獲得の少し前くらいから、勝負どころで思い切って攻めて勝つ、という試合が続き出して、お、様子変わってきたな、なかなかエエ感じ...と見えるようになりました。
後に知ったのですが、その頃から仕事を変え、練習環境を変え、ジムを移籍し、という具合で、言ってみれば自分自身を「変えた」とのことでした。
なるほどなあ、と色々思うところがあった「変身」の一例だったように覚えています。


その後はタイトル獲得、それぞれ特徴のある強敵相手に、楽でない展開でも自分の型を崩さずに堂々と闘い抜く試合を、何度も見せてくれました。
快勝もあれば激戦もあり、惜敗も完敗もありましたが、どれも日本の上位を、頂点を争奪するに相応しい、どこへ出しても通る水準の試合ばかりだった、と思います。

それは最後の、完敗となった伊藤雅雪戦でも同じでした。
苦しい展開を変えるために、逃げや駆け引きでなく、リスクを背負ってでも間を詰めて対峙し続ける道を選んだ姿は、言えばワンサイドの試合を、最後まで緊迫させるものでした。


動画では、明るく朗らかに、詳らかに心境を語っていますが、引退、やはり寂しい気持ちになります。
何らかの形で、例えばYouTubeで引き続き、ボクシングについて語るなどして、ボクシングに関わっていてほしいなあ、と思います。お疲れさまでした。


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想像通りの「和解」という、古臭い絵作り

2021-07-12 19:14:25 | その他




ということで、和解したんだそうです。


ほぼ想像していたとおりの展開です。
結局、内輪でごしょごしょして、それで終わりですね。


記事にはJBCのドーピング検査態勢の整備についての現状や、田中恒成陣営が謝罪を峻拒している、という記述があり、つまりはこの話、まだ全然「終わって」はいない、というのが実際のところでしょう。
しかし、この「絵作り」によって、そういう話が今後、大きく取り上げられる可能性は、かなり下がったと思われます。
それもまた、彼らの意図するところなのでしょう。


この心楽しくない話題については、これまでもあれこれ思いつくことを書いてきましたが、こういう終わり方にしかなりようがないだろうなあ、と想像していたとおりでした。
これぞ、我らが日本のボクシング、という感じです。

リングの上に目を向けているときはともかく、そうでないときは、本当に色々と気持ちのよろしくない話も多く、それも覚悟の上ではありますが、それにしたって毎度毎度...もう、キリがないので止めますが、本当に「古い」よなあ、と溜息が出ますね。いやホンマに。




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