さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

好カードは組む甲斐あり、だが 中垣vs花田、若手対決はドロー

2021-07-14 16:16:19 | 関東ボクシング




月曜からフジテレビオンデマンドでも見られるようになっている、中垣龍汰朗vs花田歩夢の日本スーパーフライ級、ユース王座決定戦は、1-0のドローでした。

有り難いことにフルラウンド見られましたが、なかなかの好試合。
メキシコでプロキャリアをスタートさせた花田19歳、トップアマからプロ転向後3戦目のサウスポー、中垣21歳。
左手を少し出して牽制し、右ストレートを上下に飛ばす花田に、中垣も速い左ストレートで対抗。

3回、花田の右で中垣のけぞる。すぐ左打ち返すが、花田が抑える。
4回までは互角に見えたが、5回以降、花田の右ストレートが伸び、深く入る場面が増える。
7回はそこに左ボディの好打が重なり、中垣、目に見えて失速。
8回、中垣踏ん張るが、ポイントの振り分けに迷う内容。中垣挽回、と見るべきか、微妙な気も。


好ファイトであることは確かで、好カードとは組む甲斐あり、と改めて思わされましたが、判定は正直、首を傾げました。
ましてや、逆が一人いてのマジョリティドローとは。
確かに中垣の速いパンチも目を引きましたが、普通なら後ろ手(花田の右)の方が多く、強く、深く入って相手を脅かしているのを見て、採点するものではないのでしょうかね。
しかも、その上できちんとひとつ「山場」も作っているのに...。


大橋ジム関連でいえば、以前の中嶋一輝vs堤聖也戦などもそうですが、国内の若手対決で難敵と闘うのは立派ですけど、こうなったらば、やはり早期に再戦するべきではないのか、それが大手ジムのプライドを示す機会だろうに、と思います。
せっかくの好カード、良い内容の試合だったのに、この辺は残念な気持ちになりました。



アンダー2試合、ダイジェストでしたが見られました。
溜田剛士は強打健在。森且貴はまたも新人王対決で、小島蓮をTKO。

森且貴は、新人王同士の試合に連勝し、着実に自信もつけてきている様子。
谷口将隆や重岡兄弟など、ワタナベジム勢の牙城にいずれ迫れるか、もう一段上の話となるとまだわかりませんが、やはり中身のある試合を重ねている選手というのは、応援したくなるものですね。



コメント (3)
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