さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

後は、リングの上で全てが問われる 宮崎亮、5年ぶりに再起

2021-07-11 16:15:15 | 関西ボクシング


宮崎亮、5年ぶりの現役復帰、というニュースです。
所属は新興の3150ファイトクラブ、とのことです。試合の日時などは未定。
このジムが、定期的に興行を打てるようなら、近々決まることでしょう。


まあ、多くの方々同様、私も、よりによってそのジムからとは、と思うクチではあります。
話の上辺だけ切り取れば、新しいジムにとり、有力選手がひとりでも多い方がよく、選手の方でも「環境を変えたい」「心機一転」という心境にあるわけで、実に納まりの良い話ではあります。

しかし、いくら話題性があるとはいえ、出来たばかりのジムからしか「引き」がない、それが宮崎亮の現状である、というのも、一面の事実です。
元世界王者とはいえ、無理な減量による体調悪化、その影響もあってか、危険なコンディションでのKO負け、世界再挑戦での大敗、ブランク、リング外の不祥事など...かつての才気煥発たる闘いぶりから、大きな可能性を感じさせた異形の才能たる宮崎亮は、残念ながら遠い過去の記憶です。


とはいえ、本人がもう一度闘いたいと望み、その機会をどのような形でもあれ、得たのであれば、後はもう、リングの上でどのように闘うのか...その内容でもって、全てを覆し、勝ち取ることも出来るわけです。
私のように、あれこれとやかくつべこべと言いたくなる者とて、そこで示されたものによっては、敬服して拍手せざるを得なくなる。
彼は少なくとも、それを可能とする場に、再び立つのです。


細かいことはこの際置いて、宮崎亮が、かつて放った輝きを、或いは歳月を経て新たに得た何ごとかを、リングの上で、そのボクシングを通じて、精一杯表現してくれるのなら、それは何よりも嬉しいことです。
結果どうこうはいいから、それだけが唯一の希望です。楽観的な気持ちにはなれそうにありませんが。



コメント (2)
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