さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

史上初、女子ボクシングメダル確定 入江聖奈、準々決勝で判定勝ち

2021-07-29 06:33:59 | 関東ボクシング



昨日はいつものネット配信だけではなく、NHK-BSで、ボクシング競技の生中継がありまして、レコーダが検索で拾って録画してくれました。
知る限り、ここまでただの一試合もTV放送がなかったボクシング競技ですが、以前から予定されていたのか、急遽なのかはわからないんですが、何しろ女子ボクシング初の五輪メダル確定なるか、という女子フェザー級準々決勝、入江聖奈vsマリアクラウディア・ネクタ(ネシタ、と実況は言ってましたが)戦があるがため、なのでしょう。
それ故か、入江の試合が終わったら、他の試合には目もくれず、他競技の中継に切り換えてしまいましたしね。いやはや...。


試合ですが、親の欲目か、えらく欲張りな名前のルーマニア代表は、左右のストレート連打で押し込み、攻勢を取ろうとする。
対する入江は、正確な左ジャブを突き、適時、右のストレート、クロスを決めていく。
初回は3対2と割れてましたが、二回は再三ワンツーが決まり、5対0。
最終回はまた少し競ったかと見えましたが、判定は3対2ながら入江の勝利、となりました。

入江聖奈、良い左があるし、右の後続打もしっかりまとめていて、これでスプリットになるのはよくわからん、というクリアな勝ちに見えました。
これで女子ボクシング初の銅メダル以上が確定。日本ボクシング界、男女合わせて通算、6人目のメダリスト誕生となります。
各競技、連日金メダルラッシュぽいことになっているらしいですが、ボクシングの話題も、何とかそこに割り込んでいってほしいですし、さらに上の試合でも、健闘を期待です。



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他の階級も、とてもじゃないが全部は見られずにいますが、ライトヘビー級の有力選手のひとり、英国のベンジャミン・ウィテカーは、ちょっと目を引きました。
191センチの長身から、長いジャブを突き刺して、重いクラスにもかかわらず、相手のパンチをひらり、ひらりという感じの身のこなしで躱していく。
この長身、体格でよくもまぁ...凄いなぁ、と。
プロになるとしたら、英国では人気クラス?のクルーザー級で活躍するのでしょうか。
もっとも、なまじ、あんな避け方が出来てしまうのも、階級の選択によっては良し悪しあるかも知らん、と思ったりもしますが。


このウィテカー君、なかなか愛嬌のある子でした。
試合終了後、まず相手のコーナーに挨拶。
判定勝ちのコールを受けてダブルピースをかまし、続いてカメラ目線で「かめはめ波」のポーズを決める。
そして相手と笑顔で健闘を称え合い、相手がリング降りるときにロープを広げて「どうぞ」とやってたり。
すごく「エエ子」な感じでもありました。
何も知りませんが、すでに母国じゃ人気者なのかもですね。けっこう男前でしたし。



こういう、普段見る機会のないアマチュアボクサーのキャラクターなども、ちらほら見られるのは楽しいことです。
何かと剣呑な感じを演出しがちなボクシングの世界ですが、五輪ならでは、スポーツマンライクで朗らかなボクサーの姿があって良いではないか、と思いますね。



コメント (2)
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