穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

スマイルプリキュア!公式サイト

2012年01月10日 | プリキュア雑談・総合
出遅れ感満載ですが、テレビでも公開されたので新しいプリキュアさんの話。

スマイルプリキュア!(東映アニメーション)
スマイルプリキュア!(朝日放送)

【新人さん】

新人さんは5名。

 キュアハッピー
 キュアサニー
 キュアピース
 キュアマーチ
 キュアビューティ

この面々を見たら誰もが最初に思うこと。
何と「動物の名前を冠するプリキュアは美翔さんだけ!」の記録が継続されました。
9年目かつ28人もいて、これですか。どんだけ孤独なんですか美翔さん。
撮影の後にお食事会に行っても、「鳥獣の入店御断り」の張り紙の前に、一人哀しくUターン。
この寒空の下、一人で公園でハッピーセットを食べてる美翔さんに、早く仲間を作ってあげて欲しい。

一方、孤高の立場が崩れたのが夢原さん。
唯一人の「ドリーム」という抽象概念を名に持つスペシャル存在でしたが、「ハッピー」がやってきました。
ビジュアルや5人体制ということよりも、名前の特殊性に共通項があるのが怖い。この子も不用意に神化するんじゃなかろうか…。
ていうか、雰囲気が若い夢原さんっぽくて落ち着きません。初々しい夢原さんというか、新品夢原さんというか。
あんまり書くと夢原さんに殴られそうなので、すぐに前言撤回しますけれど。ええ、夢原さんは今でも若くて初々しくて新品ですよ、ええもちろん。

同じく、黄色の「ピース」も気になります。
普通に考えれば「平和」で、同様に抽象概念。一介のプリキュアにつけるには大仰です。
あからさまに手を突き出して「私のピースの由来はこのぴーすです」と澄ましておられますが、かえって疑いたい。

今回の敵が「物語」をキーにしている中で、特殊技能が「漫画」というのも怪しい。
5人のメンバーの中で唯一、「創作」に関与しておられる。
逆にこれで何も中核に関与しなかったら、レモネの再来なわけですけれど。

「サニー」と「マーチ」は、名前的には特に変哲もなく、それぞれハートキャッチさんとスイートさんの系譜。
とりあえず、ロブスターでお馴染みのハッピーさんと同じく、髪の毛が甲殻類を想起します。
どんな面子だ今回。海産物縛りでもあったのか。

残る「ビューティ」は奇怪です。
記事冒頭で「動物なのは美翔さんだけ!」と書いたものの、「美人」の意味でついた名前なら一応動物系。
それどころかシリーズ初の人間系にして、よりにもよって「ビューティ」。並いる先輩を差し置いて、チャレンジャーな名前だ。

23人の先輩の前で、自己紹介とかしますよね。その時に「キュアビューティ」とか名乗るわけですよ。
しかも変身台詞が「しんしんと降りつもる清き心」。
他の子らが「ピカピカぴかりんじゃんけんポン♪」とか「太陽サンサン熱血パワー!」とか、意味の分からんこと言ってる中で。

おそらく順番的に5番目に名乗るんでしょうけど、辛いですよこれ。
「今度の新人は面白い子たちだ」とやんややんやと笑いが起こった後に、「しんしんと降りつもる清き心」「キュアビューティ」。
一瞬しんとなる会場。微妙に引きつってる先輩方。同僚からも「空気読んで欲しい」とばかりに視線を向けられ…。

そういったわけで、とりあえず青い子を応援したいです。

【敵さん】

敵組織はお伽話の悪役の集まり。目的は「世界をバッドエンドにする」。
あからさまなまでにメタ構造がバンバン漂います。

プリキュアさんも次々年で10周年の「ディケイド」年。
1年先取りして何か仕掛けてきても、おかしくない気配。
「オールスターズ」に登場している謎の娘が、キュアディケイドだとしてもそんなに不思議ではない。

あと巷でも言われているように、「バッドエンド」を回避して「ハッピーエンド」になっても困ります。
どちらにせよ「終わり」を迎えるのは「プリキュア」テーマ的には違和感があるので、そんな単純な対立関係にはならないはず。
また色んな仕掛けを用意していそう…。

【謎生物】

公開されているところでは、女の子が1匹だけ。
人化するんですよね。ミルミルさんの再来。

[公式より引用]
 一刻も早くプリキュアを探すため、「5つの光」を追いかけて地球に向かった妖精
 「キャンディ」が最初に出会ったのは、転校初日なのに遅刻ギリギリで大慌ての中学生「みゆき」だった…。
[引用終]

この出会いで、どうして星空さんをプリキュアにスカウトしたのか。
よっぽど追い詰められてたのか、それともキャンディさんは頭が気の毒なのか。

【主題歌・スタッフ様】

祝・池田彩さんOP。
ここしばらくライブに立て続けに行ったこともあって、私的忠誠度がバンバン上がってます。
新宿で路上ライブやりつつ、全国放送の主題歌ゲットとか熱すぎる。

くどまゆさんが交代になったのは残念ですが、世代交代を考えたら仕方がない。
ちなみに3月3日にワンマンライブがあります。
プリキュアさん終了後も、盛り上がって欲しいです。

メインスタッフに大塚監督の名前があったのは嬉しい。
同世代として、あの方の仕事への熱意には刺激を受けまくりです。

…始まる前からこれだけ楽しみなんだから、来年度も「プリキュア」さんで生きていける気がしてきた。
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スイートプリキュア♪ 第45話「ブォ~ン♪ノイズの好きにはさせないニャ!」

2012年01月08日 | スイートプリキュア♪感想
【来年のプリキュアさん】



新しいプリキュアさんが遂に解禁。
否応がなしに「GoGo」を想起する5人体制に、今頃は美翔さんも暗いスマイルを浮かべておられることと思います。
劣化MHとか偽白キュアとか、他シリーズと不当な比較をされ続ける苦しみを味わうがいいんだ。



でも北条さんは後輩の面倒見が良さそう。良い絵だ。
何はともあれ、後輩指導して夢原さんに挨拶に連れて行ってあげてください。
挨拶遅れると凄く厄介なことになりそう…。特にレモネとか。

■スイートプリキュア♪ 第45話「ブォ~ン♪ノイズの好きにはさせないニャ!」

復活したノイズ様はメイジャーランドへ侵攻を始めました。
騎士団トップの3人は配下に吸収し、プリキュアは変身不能に追い込んだ。
きっちり駒を潰した上での、本国への進撃。完璧です。



しかしこの期に及んでまだ兵器を隠していたアフロディテ様。
バリアを展開して時間稼ぎに足掻きます。
そうこうする内に、来ないはずのプリキュアが来てしまった。ノイズ様、がっかり。

ノイズ様が言うには、厄介なのはプリキュアさんではなく、その後ろに隠れているクレッシェンドトーン。
追加玩具の危険性を、非常によく理解されています。
あれ?コミュニケーション不能の象徴なのに、プリキュアさん側の事情をちゃんと理解してないか…?



一方、ノイズ様の事情など斟酌する気のないプリキュアさん。
その目に映るのは、故国を蹂躙する鳥の姿のみ。
怒りに駆られたミューズさんが、続いてビートさんが突撃しますが、残念ながらダメージすら通りません。
ああ、だから一人でラスボスに突っ込んでもダメなんですよ。
まぁリズムさんたちが一切動こうとしないので仕方ないのですけれど。



このままでは埒が明かないので、メロディさんの指揮の元、ミュージックロンドの一斉放射。
さすがメロディさんです。
あれだけノイズ様に「クレッシェンドトーンが脅威だ」と挑発されたのに、打ち放つのはミュージックロンド。クレッシェンドトーン様は温存。

だけど小手調べにすらならず、あっさりと窮地に。
そこにパイプオルガン戦艦で到着する音吉さん。
かつてメイジャーランドを救った英雄の堂々の帰還に、国民から歓声が沸き上がる。
明らかに本命は音吉さんで、プリキュアさんは時間稼ぎです。
仕方がないとはいえ、北条さんも今まで頑張ってきたのにな…。



音吉さん:
 「覚悟!!」

今、万感の思いを込めてパイプオルガンが火を吹く。
普通音楽とは「覚悟」とか叫びつつ演奏するものではないのですが、そんなことは気にしない。
降り注ぐ音色はノイズ様の自由を縛る。そしてその隙をメロディさんは見逃さない。



メロディさん:
 「プリキュア・スイートセッションアンサンブル・クレッシェンド!」

動けぬ相手に大質量アタックが突撃していく…。
更に音吉さんの主砲も発射。惨たらしい。。
ノイズ様の悲鳴が壮絶に響き渡ります。ぎいやあああああ。嗚呼、これで遂に決着が…



『どくん』

その時、聴こえるはずのない音が虚空に響く。
ま、待て。今、何の音がした。
鼓動か。ノイズ様の鼓動音か。どんなピンチに陥っても鳴りやまない、自分のビートが響いたのか。

プリキュアさんの起動ワードでもある「自分の音楽」。
ノイズ様曰く、音譜の力を集めたそうですが、おかげでプリキュアさんと通じる力を得てしまった。
これ和解フラグですか。マイナーを取り込んだせいで、意思疎通不可能な相手ではなくなったんだろうか。

ノイズ様:
 「音譜の力を吸収した私は、あの時の私ではない…!」

「自分の音楽」は大変に強い。
借り物のクレッシェンドトーンで戦うプリキュアさんの攻撃に耐えられてしまった。
そして音吉さんもあえなく敵の手に。

切り札を凌がれてしまいましたが、それでもメロディさんは立ちあがる。
ベルティエもクレッシェンドトーンも通用しなかった相手に、続いて採用したのはパッショナートハーモニー。
最後は自分の音楽で戦え。劇場版にも通じる良い流れです。
玩具による攻撃には倒れなかったノイズ様も、自分のビートの前には大ピンチ。ぎいやあああああ。
というかよく悲鳴を挙げるラスボスだ。段々気の毒になってきた。

このピンチに傍観していたファルセット様が救援に。
盛り返したノイズ様により、今度はプリキュアさんが窮地に陥りますが、代わりにクレッシェンドトーンが封印される羽目に。
お互いに援護要員が充実した戦いです。ノイズ様、もう孤独じゃないな…。

結局、音吉さんとクレッシェンドトーンを失い、瀕死の重傷を負わしたノイズ様にも逃げられてしまいました。
迎撃には成功したとはいえ、これでは敗北も同然。
今こそ止めを刺す時だったのに…。その上次回は人型を取るようで。ファルセット様にすら勝てず、鳥形態にも勝てず、その上「真の姿」か…。


(左画像)
スイートプリキュア♪ボーカルアルバム2

(右画像)
スイートプリキュア♪ 2012年カレンダー


スマイルさんはピンクと青い子が可愛いと思う。

【今週の追加組】

真っ先に突撃を繰り返したのは、ビートさんとミューズさん。
リズムさんとメロディさんはテンション低め。
微妙に温度差があるような…。

【今週の兵器】

クレッシェンドトーン:
 「プリキュアの力の源、それは誰かを守りたいという心…」

音吉さんを助けようとしなかったのは、「守りたいパワー」を発揮させたかっただけじゃ…。
一方の音吉さんも、分かった上で封印されたような。
実際、その後のプリキュアさんの頑張りは目覚ましかったですし。怖い駆け引きだ。

【未来のオールスターズ】

オールスターズの公式ページがリニューアル。
熱いです。「プリキュアになりたかった女の子 VS プリキュア」か…。
謎生物が降ってくるかどうか、そして降ってきたのが何なのか、が娘さんの明暗を分けた。。
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感想:プリキュアオールスターズDXコンサート ~みんなで歌って踊って 主題歌オンパレード!~(柏)

2012年01月07日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
■23人のプリキュアがダンスライブ!プリキュアオールスターズDXコンサート ~みんなで歌って踊って 主題歌オンパレード!~(柏)



 日時:2012年01月07日(土)開場14時00分/開演15時00分
 場所:柏市民文化会館
 出演:五條真由美、うちやえゆか、宮本佳那子、茂家瑞季、林ももこ、美翔舞、他プリキュアオールスターズ
 演目:
  01. ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪
  02. キラキラkawaii!プリキュア大集合♪~いのちの花~
  03. 主題歌メドレー
    MHOP-SSOP-GoGoOP-GoGoED1-フレッシュ-フレッシュED2-ハートキャッチOP
  04. プリキュアモードにSWITCH ON!
  (休憩)
  05. ゲッチュウ! らぶらぶぅ?!
  (ダンスレッスン)
  06. #キボウレインボウ#
  07. ハートキャッチ☆パラダイス
  08. You make me happy!
  09. ガンバランスdeダンス~希望のリレー~
  10. プリキュアオールスターズDXメドレー for 3D theater
  11. Come on!プリキュアオールスターズ
  --. プリキュアモードにSWITCH ON!

(本記事は私の記憶・主観によるものであり、実際の演者の意図・言動とは大きく異なる場合があることをご了承ください)

昨年埼玉で開催されたダンスライブの後半戦。
同日同時間にスイートさんのミュージカルが行われていたため、残念ながらくどまゆさんと池田さんはお休み。
(なお北条さんたちは同時刻なのに同時出演の荒業を敢行しました。おそらくパッションさんの瞬間移動が酷使されたのだと思います。アカルン登場により、プリキュアさんたちから交通費の概念は消えた)

基本的な感想は前回と同じですが、2回目ということで個々のプリキュアさんの動きがよく見える。
本当に、あの子らそれぞれ自由に動き回ってますね…。
以下、目についたところで…。

【月光さん】

変身の名乗り時に、髪の毛をかき上げるアレンジが。
月光さんはステージではお茶目さん。テレビ版の怖さとはえらい違い。

握手会では、月光服を着用した女児様とのやり取りが微笑ましかったです。
抱きついた後に、お互いに裾を掴んでお辞儀し合い。可愛いです。テレビ版の怖さとはえらい違い。

ちなみに私が握手した時には、しゃなりと優雅に握手したのみでした。
ご自分に求められているものを分かった上で、演技してやがる。怖い。

【日向さん】

ダンスレッスンの際に、本来の立ち位置から離れてステージ端で元気に跳ねておられた。
元気です。どこまでも元気です。
見かねた美翔さんが、服の裾を引っ張って連れ戻すくらいに。

うちやえさんの挨拶の際にも、後ろでガッツポーズ取ってたのが印象的。
何かいいですね。気勢をあげるSS陣。

【夢原さん】

何ですかあの神は。前回、夢原さんに注目しまくっていたので今回は目をそらそうと思ってたのに。
あちこちで目立っておられるせいで、目が離せません。
だ、大丈夫かなあの子。コケないかな。大丈夫かな。

後半のダンスレッスンのパートでは、立ち位置が中央。
熱心に指導を行うスイート組のすぐ後ろで、自由に動き回ってて、もはやそっちにしか集中できません。

北条さん:
 「みんなダンスは踊れるかなー?」
南野さん:
 「ちょっと苦手って人のために…」
夢原さん:
 (自分を指さしがっくり)
南野さん:
 「今から一緒に練習しようね!」
夢原さん:
 (跳ねる夢原さん。そのままフラフラと北条さんの方へ)

…自信、なかったんですね、夢原さん。。

その後も夢原さんの自由は続く。
「座ってるお友達は云々」と北条さんが言えば、ご自分も着席。
釣られて後ろの陽光さんやパッションさんも着席。それを見て頭を抱えるベリーさん。
「隣の子とぶつからないようにね」と南野さんが言えば、隣のミルミルさんと正面衝突。
やるなと言われたことを、ことごとくやってみせる夢原さん…。

基本的にずっとミルミルさんと喋り倒してたのも熱い。
あの子ら、何を話して…。

一通りダンスが終わった後。
北条さんの「お友達は席に戻ってね」の言葉に合わせて、やっぱり座り込む。
そしてやっぱり釣られて座るパッションさん。引きずりあげるベリーさんと紅キュアさん。
もう台本外の動きが多すぎて、目が追いつかない。
夢原さんはやっぱり神がかっておられる。

【北条さん】

勝手気ままに動き回る先輩方と違い、現役生はちゃんとお仕事しないといけません。
特に北条さんは、トークを頑張っておられた。五條さんとのかけあいとか。
あれ、本当は後ろに小清水さんが隠れてるんじゃないのか…。やり取りの違和感がなさすぎて怖い。

【お歌】

どういうわけか「ガンバランス」の合唱が特に心地よかったです。何でだろう。

前回気づきませんでしたが、MH組のOPダンスは、五條さんの振り付けがベースになってた。
あの振り付けは五條さんが自分で考えたそうですが、それを美墨先輩たちがやってるのは良いですね。

振り付けと言えば、花咲さんらがOPダンスの時にやる変身時決めポーズも好き。
花咲さんがびしりと自分を指さすやつ。あの方の自己評価の高さはとても可愛い。

【蛇足】

会場内で女児様がおっしゃってた。

女児様:
 「イーグレットが一番好き~!」

この叫びを偉い方に届けたい。今、確実に美翔さんの時代が来てますよ。
彼女は失敗プリキュアなんかじゃなかった。
当時の競合他番組が神すぎただけで、美翔さんは悪くなかったんだ。

【蛇足2】

樹元さんと榎本さんも会場におられたらしい。全く気付かなかった…。残念。

[樹元さんのTwitterから引用]
 客席で踊ってたよ(^^)プリキュアのパーカーをきてねっp(^-^)q
[引用終]

[樹元さんのTwitterから引用]
 うーん、スイートプリキュアのダンスは難しいなぁ。あ、もちろん柏のプリキュアオールスターズコンサートに行ったわけですが。
[引用終]

[榎本さんのTwitterから引用]
 今日はプリキュアオールスターズコンサートを見に柏まで行ってきました!かわゆかったー!やぱ二部のはじまりが可愛くて好き! SSの二人はらぶかったです(笑)手繋いでた!かーらーのー、新年会!そして祭のあとの寂しさよ。←いまここ。
[引用終]

[榎本さんのTwitterから引用]
 イーグレットに掛け声いただきました!(笑)ありがとう柏!(笑)
[引用終]

SS組はどうしてこんなに元気なのだろう。素晴らしい。
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ディケイドプリキュア! 第18話・第19話「銀水晶の世界」

2012年01月01日 | ディケイドプリキュア!他
あけましておめでとうございます。
新年早々こんなのですが、今年も宜しくお願いいたします。

「キュアディケイド」ネタが出来るのも、来年の今頃までのような…。
本家本元の10周年企画が楽しみでなりません。
そのためにも、次期プリキュアさんには天下を維持していただかないと。

■ディケイドプリキュア! 第18話「銀水晶の世界」、第19話「後悔はしない」

これまでのディケイドプリキュアは!



 「どうしてチェンジしないといけないの?」
 「だから頑張って、成長して古い自分を越えていくんだよ…!」
 「だって…」
 「ドリームが、呼んでいるから」
 「…私?通りすがりのプリキュアよ、覚えておきなさい!」

 第1話「プリキュア大戦」
 第2話、第3話「プリキュア5の世界」「夢のその先へ」
 第4話「SplashStarの世界(前編)」
 第5話、第6話「GoGo!の世界」「あなたに会いに行くよ」
 第7話、第8話「MaxHeartの世界」「無限の光 永遠の闇」
 第9話、第10話「スイートの世界」「新たなる運命の扉」
 第11話、第12話「フレッシュの世界」「You make me Happy?」
 第13話、第14話「ハートキャッチの世界」「せめて、そうすれば」
 第15話、第16話「ふたりの世界」「旅の始まり」
 第17話、第18話「鏡の世界の闇プリキュア」「歩くプリキュア図鑑」
 第19話、第20話「銀水晶の世界」「後悔はしない」
 第21話、第22話「見参双子姫」「それが宇宙の授けた光の答え」
 第23話、第24話「謎生物の世界」
 第25話、第26話(最終回)「世界の破壊者」
 劇場版「ディケイドプリキュア! 完結編」

『世界の破壊者・ディケイド』
『多くの世界を巡り、その瞳は何を見る…』

…。
……。
………。

ディケイド姉:
 「私は、変わりたい」

前回。明確な目的意識をゲットしました。
世界を回ろう。そして変わっていこう。
旅を通じて出会った人たちに置いていかれないように。いつまでも彼女らと共に在るために。

そこでやってきた新しい世界。
そこは冷たく輝く綺麗な綺麗な世界。
そこで出会ったのは、月の女王様。

月の女王様:
 「私たちに、力を貸してくれませんか?」

よしきた。早速一緒に戦うことに。

 『Final PreCu Ride ... Cure Decade!!』

敵はとても強大でしたが、勝てない相手じゃない。
先日獲得した二段変身も駆使し、見事撃破しました。
良かった。これで平和がやってくる。

~それから1年後~

月の女王様:
 「新しい敵が現れました」

よしきた。早速再び戦うことに。

 『Final Prism PreCu Ride ... CuCure Decade!!』

敵はとても強大でしたが、勝てない相手じゃない。
しかも戦いを通じて三段変身も習得しました。
良かった。これでまた一つチェンジできました。そして平和がやってくる。

~それから5年後~

月の女王様:
 「新しい敵が現れました」

よしきた。またまた戦うことに。

 『Final Prism Crystal PreCu Ride ... CuCure DeDecade!!』

敵はとても強大でしたが、勝てない相手じゃない。
しかも戦いを通じて更なる多段変身も習得しました。
良かった。これでまた一つチェンジできました。そして平和がやってくる。

~それから21年後~

月の女王様:
 「新しい敵が現れました」

よしきた。またまたまた戦うことに。

 『Final Prism Crystal Cosmic PreCu Ride ... CuCuCure DeDecade!!』

敵はとても強大でしたが、勝てない相手じゃない。
しかも戦いを通じて更に更なる多段変身も習得しました。
良かった。これでまた一つチェンジできました。そして平和がやってくる。

~それから364年後~

月の女王様:
 「新しい敵が現れました」

よしきた。またまたまたまた戦うことに。

 『Final Prism Crystal Cosmic Crisis PreCu Ride ... CuCuCure DeDeDecade!!』

敵はとても強大でしたが、勝てない相手じゃない。
しかも戦いを通じて更に更に更なる多段変身も習得しました。
良かった。これでまた一つチェンジできました。そして平和がやってくる。

~それから596年後~

月の女王様:
 「新しい敵が現れました」

よしきた。またまたまたまたまた戦うことに。

 『Final Prism Crystal Cosmic Crisis Eternal PreCu Ride ... CuCuCuCure DeDeDeDecade!!!!』

敵はとても強大でした。
その結果、不幸にしてディケイド版夢原さんが命を落としてしまいました。
慟哭するディケイド姉。ブラウン管を叩く視聴者。ちょっと!何その展開…!

だけどその時、女王様の持つ銀水晶がきらりと輝く。
光が去ると、そこには蘇生した夢原さんの姿が。
良かった。これで元通り。そして平和がやってくる。

…。
……。
………本当に?

ディケイド姉:
 「どうして何も変わらないの…?」

新しい敵が何度も襲ってくる。その度に新しい変身や技も覚えてる。
新商品も御覧の通り。もはや部屋に収まりきらぬほどに続々と玩具が増えてる。
それなのに。全く何も、変わった気がしない。

月の女王様:
 「新しい敵が現れました」
ディケイド姉:
 「ちょっと待って!!」

敵の襲来を告げる女王様に、たまらずディケイド姉が声を上げる。
おかしい。何かがおかしい。
私は確かに変わった。それは間違いない。
もはや何段変身かも分からぬほどに強化されまくったコスチュームが、明らかにそれを物語ってる。
ていうかフリルやリボンや羽根が何重にもなりすぎて、原形をとどめてないくらいですし。

それなのに、どうして。

敵がやってくる。
皆で戦って、絶望的なピンチに見舞われて、「絶対に諦めない」と叫んで。
感動的なクライマックスを迎えて、新しい玩具やコスチュームを手に入れて。
道半ばで倒れても、奇跡の大復活をして。皆で涙して。
力を合わせて最後の大技を放って。無事に敵を倒して。

そしてまた、新しい敵がやってくる。

ディケイド姉:
 「この毎日は、終わらない」

終わらない。変わらない。何故だ。
変わったはずなのに。明らかに違うはずなのに。
それなのに、全く何も変わらない。

ふと見れば、夢原さんも曇った目をしてぼんやりしておられる。
ぞっとする光景。夢原さんが、終わらない未来に絶望しかけている…!
そしてディケイド姉は気づく。

ディケイド姉:
 「外の世界は、どうなったの?」
 「答えて、クイーン・セレニティ…!」



問う彼女の視線の先には、凍りついた無人の荒野。
ここは銀水晶の支配する世界。
決して終わることのない、鉱物の永遠を体現した世界。
たとえ死が訪れても蘇生する。
変化がないわけではない。確かに変わってはいる。だけど…

ディケイド姉:
 「私たちは旅をしてきた」
 「色々な人に出会い、言葉を聞き、変わってきた。変えてきた」
 「ここには何もない。誰も私たちに語りかけてこない…!
 「誰にも何も伝えられない…!」

完全に閉じた世界。
そこでどれだけ変わろうと、誰がその変化に気がつくのか?
周囲に何も与えられないのなら、そんな変化に何の意味がある?

だけど月の女王様は静かに問う。
他者を受け入れるということは、自分たちの世界が終わるということ。
終わってしまえば、この毎日は戻らない。
新しく始まる世界が、今のような素晴らしい日々であるという保証なんて、どこにもない。
それならば…終わる必要なんてない。私たちだけの世界で、ずっと変わっていけばいい。

ディケイド姉:
 「楽しい毎日はいつかは終わってしまうかもしれない」
 「でもこの日々が滅んでしまっても」
 「またどこかで新しい希望はきっと生まれる」
 「どこかで新しい未来がはじまり また光と闇が生まれるかもしれない」
 「…きっとまたすべてがある」
 「そのすべてが――――それがこの世界なのよ!」

自分たちだけが変わればいいんじゃない。
何のために変わりたいのか。それは友に置いていかれたくないから。
それなのに、新しい友を迎えることを拒否してどうする。
変わるだけじゃない。変えていきたいんです。
自分たちが作り上げたものを、次の世代に、伝えていきたい。たとえそのせいで自分たちの時代に終わりが来ても…!



セレニティ:
 「…貴女は、何なの?」

ディケイド姉:
 「私?通りすがりのプリキュアよ!覚えておきなさい!」 

がしゃこん!

 『PreCu Ride... 』
 『Cure Decade!!』

ディケイド姉の本分は「通りすがり」。
外の世界からやってきて、外にも世界があると伝えるのが彼女のお仕事。
だからこの永遠不滅の世界を破壊しよう。次の変化につなげるために。

 『PreCu Ride... 』



 『Cure Moonlight!!』



そして戦闘が始まる。
皆で戦って、絶望的なピンチに見舞われて、「絶対に諦めない」と叫んで。
感動的なクライマックスを迎えて、新しい玩具やコスチュームを手に入れて。
道半ばで倒れても、奇跡の大復活をして。皆で涙して。
力を合わせて最後の大技を放って。そして…



 『Final PreCu Ride... 』
 『Cure Bright!!』

結局はこれも同じことの繰り返しなのかもしれない。
でも明らかに違うことが一つ。
ここには「プリキュア」がいる。世代交代を是とした「プリキュア」さんが。



「世界を変える」、その意思を胸にディケイド姉たちはまた別の世界へ。
残されたこの世界で、月の女王様も一人悩む。
そして…。



(左画像)
美少女戦士セーラームーン新装版(1) (KCデラックス)

(右画像)
プリキュアオールスターズDX the DANCE LIVE(ハート) ~ミラクルダンスステージへようこそ~ 【DVD】


自分で書いたものに自分で補足するのは大変に格好悪いのだけど。
元ネタは漫画版「セーラームーン」の第五期です。
不老長寿にして「死亡しても条件を満たせば転生可能」なセーラームーンが、長い長い時間の果てに、終わりを求めて過去にやってくるお話。

ディケイド姉に言わせている台詞は、第五期のラスボスの一人・セーラーギャラクシアがムーンに向かって言った言葉。
「世界が滅びることを恐れるな」というのは、なかなかに凄い。(前後の状況は違うけれど)

「セーラームーン」の商業上の限界は、あの方たちは「不老長寿」「転生可」「永遠不滅」なので、世代交代ができなかったことにあるだろうと思う。
(ストーリー上は、ちびムーンやカルテットがいますが)
もちろんこれは「プリキュア」と比べてどちらが優れているか?という問題ではなくて、特徴の違いなのだと思う。世代交代制には、それはそれで問題があるのだし。
ただ「MH」の第三期をやるかどうか検討した際には、恐らく前例として頭には浮かんだんじゃないかな。春風先輩とかの事例と一緒に。

結果的に世代交代を選択した「プリキュア」さんは、美翔さんで酷い目に遭いながらも、女児向けとしては前人未到の9年目を迎えるに至った。
一方「セーラームーン」さんは、世代交代はできなかった。でもミュージカルや実写で何度もリメイクや続編で、同一キャラクターの物語が作られている。
どちらが良いかは分かりませんが(実際、「セーラームーン」さんも好きです)、まぁそんな違いがあるんじゃないかなと。

あとミュージカルの方は見たことないので、細かい不備は見逃してください。
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