出演:ヴァンサン・デュメストル[音楽監督、テオルボ、バロック・ギター]/クレール・ルフィリアートル[ソプラノ]/ステファニー・フェステル[ヴァイオリン]/ルカス・ペレス[バス・ヴィオル]/シャルル=エドゥアール・ファンタン[アーチリュート、バロック・ギター]
プログラム:〈フランス宮廷歌とスペインの調べ〉
マルク・アントワーヌ・シャルパンティエ:「ル・シッド」のスタンザによるエール
マラン・マレ:サラバンド
ピエール・ゲドロン:「たとえ醜い苦しみが」
アントニオ・マルティン・イ・コル:ガイタの調べによる変奏曲
ルイス・デ・ブリセーニョ:パッサカーリエ「妻をちゃんとしつけておれば」
ルイス・デ・ブリセーニョ:ビリャーノ「子爵殿の馬は」
アンリ・ル・バイイ:痴れもののパッサカーユ
ジャン=フェリ・ルベル:12 のヴァイオリン・ソナタより 第 9 番ヘ長調
セバスティアン・ド・ブロッサール:人の世のさまざまな惨めさ
ガスパール・サンス:パッサカーリエ
ルイス・デ・ブリセーニョ:エスパニョレータ(スペインの女)
ルイス・デ・ブリセーニョ:斧の踊り
ルイス・デ・ブリセーニョ:フォリア「前奏と即興」~「山暮らしのお穣さん、あなたは両目で」
アンコール: ムリニエ:エル・バッシェル
ブリセーニョ:セギディーリャ
作曲者不詳:ファド
CDでしか触れたことのなかった『ル・ポエム・アルモニーク』を所沢MUSEのマーキーホールで聴くことができた。
しあわせ~
私は銀座の公演は聴けなかったので、こちらはどうしても聴きたいと熱望していたのだ。
チケットを取るときに場所を確認していたのだが、実際に会場に入って席を探すと、なんと!前から2列目の真ん中!!
そこに座ると、まるで私のためだけに彼らが演奏してくれているような・・・王様気分とでも言いましょうか。
音の一つ一つ、音楽の色の移り変わり、表情の変化、息づかい等々が直に伝わってきて、ああ、生っていいなあ、素晴らしいなあと感嘆しているうちにあっという間に時は過ぎ、気付けば現実の世界に引き戻る時刻・・・。いい音楽を聴いた後は興奮し、そして優しくなっている自分に気付く。