Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

チョコレートドーナツ

2014-06-21 23:36:13 | 映画 た行
               

2012年/アメリカ/97分
原題:any day now
監督:トラヴィス・ファイン
脚本:ジョージ・アーサー・ブルーム、トラヴィス・ファイン
出演:アラン・カミング、ギャレット・ディラハント、アイザック・レイヴァ、フランシス・フィッシャー、他
ストーリー:ストーリー:1979年カリフォルニア、歌手を目指しているショーダンサーのルディ(アラン・カミング)と弁護士のポール(ギャレット・ディラハント)はゲイカップル。 母親に見捨てられたダウン症の少年マルコ(アイザック・レイヴァ)と出会った二人は彼を保護し、一緒に暮らすうちに家族のような愛情が芽生えていく。 しかし、ルディとポールがゲイカップルだということで法律と世間の偏見に阻まれ、マルコと引き離されてしまう。~シネマトゥデイより

1970年代アメリカの実話を基にした話だという本作。「偏見」にさらされ、それと戦いを挑む姿が描かれる。
ルディとポールを攻撃する側の、自分の側にないものを異物として排除しようとする姿、またそれを巧みに「正義」(彼らの言う正義)に置き換えすり替えていく姑息な姿に怒りがこみ上げる。
この作品を観て泣く、より私はマイノリティであるが故に差別の対象となっていた彼らを攻撃し続けることで正義面をしている輩に怒りを覚える。それが当時の世間だと、ゲイカップルに対する普通の人々の持つ感情だったとわかってはいても。それはまた翻って自分自身の中にある偏見あるいは差別という感情、普段は多分意識はしていないそういう鬱屈した感情について意識させられることになる、具体的に何に対してということではなく。
しかし、彼らは戦う。劇中に流れるルディ(アラン・カミング)の素晴らしい歌に深く深く感動する

この作品、新所沢Let'sシネパークで観られて嬉しかった~(7/4まで)
コメント
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