Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

最近読んでいる本

2012-10-28 00:08:58 | 
須賀敦子さんの本を折りに触れ読み返しているのだが、最近は河出書房新社から出版されている「須賀敦子全集」(文庫本)を時々買って楽しんでいる。
全集でしか読めないものがあるので、他の部分が重なってもやはり読みたいと思ってしまう。彼女の作品として出版されているもので満足しているのに、日記や書簡といったごく個人的なものも読みたくなるというのは我ながら不思議な感情ではあるのだが、7・8巻が日記、書簡が収録されているというのに惹かれて読んだのだった。8巻は最終巻と言うことで松山巌氏による詳細な年譜もついていてそれも興味深かった。
そして、もう一冊は「遠い朝の本たち」・・・少女時代に始まる須賀さんが出会った数々の本について、その折々に感じたこと、思い出、時代などについて丁寧に生き生きと語られている。ああ、この本!と思うものもあれば、ああ、読んでみたい!というものまでが本から飛び出して話しかけてくる。
      
ところで8巻の年譜を読んでいて気になった須賀さんが愛用していたというフランスのオーデコロン。
ミーハーだなあと思いつつ探してみた。
こういうのをファン心理っていうのかしらん。それも一つの読書というか読者の楽しみか・・・。
                Roger & Gallet
コメント
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