Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ピアノのフレームフロントカバー

2011-07-16 22:38:23 | 音楽
先月末に恒例の我が楽器の調律を、いつもの調律師さんにしていただいた。私は何事もなければ年1回ペースなのだが、年2回、或いは年3~4回調律を頼んでいるという友人もいる。とにかく、ピアノという楽器は調律師さんなしには考えられない楽器なのだ。なのでいい調律師さんに出会えなかったら・・・と想像するだにおそろしい。

例年、たいてい2時間ちょっとで終わるのだが、今年は3時間強かかってようやく終了。伺うと、ハンマーの先端が平らに減っていたのを全て整形してから調律し、細かい部分に手を入れた後に整音を念入りにして下さったとのこと。全部蓋を閉めて弾いているのではないですか?、外に出る音量に殆ど変わりはないので、小さい方の蓋は開けて弾いた方がピアノの為に絶対いいです!とアドバイスされた。埃や筆記具の落下やごみについての心配については、音、機能には全く影響がない「フレームフロントカバー」という譜面台の下に入れて使う部品がありますから、それを使ってみたらいかがと仰る。そういえば、そのフレームフロントカバーを付けている楽器を見たことを思い出した「あ~、あれね!」・・・でその後あれこれ調べて注文し、現在それは譜面台の下に無事におさまっている。勿論、音にも影響はない。
ご参考までに⇒『こんなのです

ところで、調律の後に話していて驚かされたのは、
「これから東北の被災地に○日間ボランティアで行ってきます」
「ここで、いてもたってもいられないと、ただじりじりしていているだけでは駄目だと思いましてねぇ」
失礼ながら、彼は決してお若くはない。
だから逆に派遣される場所もあるのだと言う。はっきり言って、放射線量の関係で若い人を制限している場所があるというのだ。
「車の運転と思ったけれど、それは断られたんです」
と晴れやかに笑ってらした。
私はとにかく気を付けていらしてください、無理はなさらないで、と言うだけで精一杯だった。
コメント (2)
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