Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

大鹿村騒動記

2011-07-28 00:26:09 | 映画 あ行
               
2011年/日本/93分
監督:阪本順治
出演:原田芳雄、大楠道代、岸部一徳、松たか子、佐藤浩市、冨浦智嗣、瑛太、石橋蓮司、小野武彦、小倉一郎、でんでん、加藤虎ノ介、三國連太郎
主題歌:忌野清志郎
ストーリー:長野県下伊那郡大鹿村―四方を山に囲まれたこの村では、300年以上にわたって村歌舞伎の伝統が守られている。シカ料理店の主人、風祭善は長年主役を張ってきた。しかし、私生活では女房に逃げられ、ひとり暮らしをしている。公演を5日後に控えたある日、駆け落ちした妻・貴子と幼なじみの治が、ひょっこり村に帰って来た。貴子は認知症を患っているらしく、善の顔を忘れてしまっていた。その夜、成り行きで善は二人を泊めるが…。~goo映画より

*舞台となった「大鹿村」⇒長野県下伊那郡大鹿村

のたのたしていると公開が終わってしまう~、と焦って気になっていた『大鹿村騒動記』を観てきた。
300年以上、村歌舞伎の伝統を守り続けているという長野県下伊那郡大鹿村。ここに巻き起こる歌舞伎公演を間近に控え村民全てを巻き込む騒動と、山あいの小さな村の美しさを楽しんでいるうちに、話はいよいよクライマックス、ラストの歌舞伎のシーンはまさに圧巻!!歌舞伎の筋と現実に起こっていることが二重写しのようになって感じる。絡み合う話は重いが、ユーモア溢れる軽妙洒脱な会話に観終わって温かい物が残る。

この作品を観ていると原田芳雄さんが逝ってしまったなんて信じられない。「奇跡」でも拝見したのに・・・ご冥福をお祈りします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする