Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

さやま大茶会

2008-11-09 23:15:58 | 食・その周辺
曇天の日、稲荷山公園の前を通りかかったら左右の門に『さやま大茶会』の大きな看板が立てかけられていた。
            
毎年、秋の深まる候この公園で催されるこの大茶会、今夏京都で楽しんだお茶が懐かしく思い出されて入ってみた。出来たら一服のお茶を・・・など思ったのだけれど、結構な人出で・・・。

この会場内では「参加流派による野点の茶会(友好交流都市・新潟県津南町の名水「竜ケ窪の水」を直送し、茶席にて使用)、俳句の展示 、邦楽の演奏(箏、尺八)、いけばなの展示、茶業協会によるお茶の販売及び手揉み茶の実演 、入間川菓子製造組合による和菓子の販売、友好交流都市・新潟県津南町の物産フェア」(狭山市HPより)と盛り沢山な催しが行われていた。行き交う和服姿の女性の姿が秋色深まる中でいよいよ冴えて見える。
            
芝生に生える赤い毛氈、そして秋の花の演出、野点傘の鈍い朱色。
            
お茶をたてるその所作の美しいこと!
            
置かれた水差しの斬新な色使いとその意匠に目を奪われた。
            
トルコ・ブルーと金、鮮やかな山吹色の中の緑。
          
そしてどこからか聞こえてきた琴の音色をたどって行くと、張られたテントの中で琴の二重奏が・・・
           
続いて演奏された、尺八と琴の三重奏。
           
この雰囲気の中に身を置いていると、日常から切り離されてふわっと遊離した感覚に囚われていた。
コメント
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