ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

一期一会

2008年01月24日 | クアトロ・スタジオーネの話

Photo_2 「スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師」のキャッチ・コピーは「いらっしゃいませ、そして永遠にさようなら」だ。
「いらっしゃいませ、そして永遠にさようなら」とは、しゃれたコピーだと思う。
[ネタバレ注意]この映画未見の方には、ネタバレになる内容が含まれています。
この文面の理解の仕方には三通りある。
①映画の内容通りの意味、生きては帰さないぞ。
②再び来店する可能性が少ないのだろうから、しっかり儲けさせてもらう。
③一期一会、もう合えないかもしれない思いで、お客様につくすという心構え。
もちろん、クアトロの心構えは一期一会。
お客様の立場からも、もう来ることがないかもしれないという心構えの方も多い。この店でしか味わえないものを一通り試したいという方もある。観光地などは心得たもので、「名物なになに」と旗が出ていたりする。
フランスあたりはもう少し心配りがある。「ツーリスト・メニュー」というものがあって、観光客の方は当店の看板メニューをコースにしてありますから、それを注文すれば一通り永遠にさようならでも後悔しませんよという具合だ。
クアトロのツーリスト・メニューはさしずめ「おまかせパックA」(二名さまからで、おひとり2100円)であろう。切り立ての生ハムを食べて、前菜の取り合わせには魚料理がちょっとずつ並ぶ。ピッツァとパスタを食べてひととおりのクアトロを知ることになる。そして永遠にさようならのつもりが、また会えるとなると嬉しいものでしょう。

コメント
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