ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

どんだけー

2008年01月07日 | 魚の話

S_2 クアトロ・シェフの見識によるとマットーな魚屋の見分け方がふたつあるという。まず足の毛ずねが無い。毎日長靴を履いているためである。次に、手がすべすべしている。魚の脂のお陰である。毛ずねが無く、手がすべすべしているが、小指を立てて「どんだけー」と挨拶する訳ではない。
今朝は、正月休みも終わり魚市場の賑わいも戻ってきた。タバコをくわえ片手に缶コーヒーを持って長靴を履いたおじさん達が円陣を作っている。正月休みのためにややすね毛が伸びてきた魚屋さん達である。円陣の中央には奇怪な容貌の魚と呼んで良いのか疑問を持たざるを得ない物がある。見つめられたからでは無いのだが赤い顔をしている。
注目されていたのは、滅多に市場に登場しない「赤ヤガラ」である。刺身でも鍋でもやたら美味しく高級魚とされている。魚屋さんたちの円陣は誰がこれを持っていくかということである。そこへ現れたのがマットーなイタリアン、クアトロのシェフなのでした。これを使えるのはやっぱりクアトロさんだよねとか、おだてられ仕入れることになりました。

※本日の魚料理
鹿児島産赤ヤガラ、鹿児島産本皮ハギ、三重産今朝〆真鯛、千葉産スズキ、青森産カサゴ、広田湾産カキ、タスマニアサーモンのマリネ

コメント
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