ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

春が来た

2008年01月10日 | チーズの話

Photo_2 冬から春にかけて出産をする羊。その羊のチーズも必然春先が美味しい。今年は早くも羊のチーズ「ペライユ」が入荷した。フランスとスペインを分けるピレネー山脈で生産されるチーズだ。この地域の羊のミルクは、かの有名なロックフォールになるのだが、この時期だけフレッシュタイプのチーズ「ペライユ」を作る。日持ちもしないチーズなので、この時期だけにしか楽しめないチーズである。まさに春の訪れを告げるチーズである。しかし、まだまだ冬はこれからが本番なのだが、その寒さのむこうに暖かい春が来ることを約束してくれているようで、このチーズに出会えるのは嬉しい。
このところ、ヨーロッパはいたるところで異常気象をみせている。昨年のボージョレ・ヌーヴォーも通常よりひと月早くブドウが収穫出来ていたという情報もある。ヨーロッパに限らないのだが農産物、酪農品のカレンダーが狂ってきている印象を受ける。
地球環境を憂いつつもまずは春の訪れを喜んで、気の利いた白ワインでも合わせて「ペライユ」をいただくとしますか。

コメント
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