ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

今年も残りわずか

2013年12月12日 | レッスンメモ
今年もあと3週間を切りました。そろそろやり残した「to do リスト」をまとめて暮れに向けて大慌てで動かなければなりません。どうしていつも整理整頓が追いつかないのかなぁと今年も深く反省! 忙しくなればなるほど、頭の中も部屋の中も整理整頓をきちんとすることが大切。そうでないと効率的に仕事がはかどらないし、一つ一つが雑になってしまいがちです。来年こそはきちんと整理するぞ(毎年変わらぬ誓い?)と思っています。

もうひとつ反省しているのは、今年はコンサートを聴きに行く回数が減ってしまったこと。インプットが足りないとアウトプットの質が落ちると思っているので、やっぱりもっと色んな演奏を聴きたいです。というわけで、こちらはもう始動。大分にやってくる公演には限りがあるので、福岡アクロスの会員になって、早速来年のコンサートをいくつか押さえました。マリア・ジョアン・ピリスのリサイタルなんて、もう、とっても楽しみ! 

とにかく自分の殻に閉じこもって弾いたり教えたりしているだけではだめだから、色んなセミナー、読書、そして何より生のコンサートに出かけて、もっともっとインプットしていかなければと思っています。それもこれも自分のため、そして生徒のため。来年も頑張るぞ
なんて来年の話はまだ早い。今は目の前にある年内の「to do リスト」を何とかしなきゃ

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ショパンエチュードのお気に入り楽譜

2013年12月11日 | レッスンメモ
クラシックの楽譜というのは同じ曲であっても出版社によって色んな種類のものが出版されています。著作権の切れたクラシックの曲だからでしょうけど、特に有名な曲ともなるとほんとにいろんな出版社が出しています。

ショパンのエチュードもその一つです。パデレフスキー、エキエル、ヘンレ、ミクリなど、代表的な外国版のほか、日本の出版社からも各種出ています。その中で私がもっぱら愛用しているのが、全音の山崎孝校訂、井口秋子監修の原典版。私が持っているの昭和54年版という古ーい楽譜です(歳がばれる!)。
 
アマゾンで見てみると現在手に入るのは全音の例の青い表紙で、私のものとは楽譜の装丁が違っていてます。中身はチェックしてないのですが、多分大きな違いはないんじゃないかしら。ショパンのエチュードの原典版といえば、日本では音楽の友社のウィーン原典版の朱色の楽譜が有名ですが、これとは別のものです。

さて、この楽譜、ほんとに長年使っていますが、まさに優れモノだと思います。他の楽譜も色々比べてみましたがこれが自分の練習には一番役に立ちます。何が良いかというと、ありとあらゆる練習方法が、具体的に紹介してあるのです。しかも、どれもとても有意義な練習方法です。私はいわゆるテクニシャンではないので、エチュードでは一通りの練習方法ではうまくいかず、もっと色んな角度から様々な練習が必要になる方です。自分の指のどんなところが苦手で、どんなことに困っているのか。それに応じた対応策となりうる練習方法がこの楽譜にはたくさんの種類書いてあるのです。

というわけでこの楽譜は私の一番の参考書。ここに紹介された練習法で、うまくいうことをきいてくれない私の指でも、「救われた!」と思えることがたくさんありました。ショパンのエチュード。弾いても弾いても満足のいくようにはならない難問の曲ですが、素晴らしい大好きな芸術作品です。もうずい分長い付き合いですが、これからもまだまだこの楽譜と共に励んでいきたいと思っています。

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手が鍵盤に吸いつけられるとき

2013年12月10日 | レッスンメモ
ピアノを練習していて、とても指がほぐれて調子がよくなって来ると、指が鍵盤に吸いつけられていくような感覚になるときがあります。鍵盤の方から、「こっちこっち」と指を誘ってくれてるような感覚です。キーと指がまさにピタっとくっつくような感覚です。こんな時はほんとに気持ちよく弾ける、とても不思議な感覚です。でも、こういうことってそんなにしょっちゅうは起きないのです。それは練習に練習を重ねた後、何の前触れもなく、ふっと訪れる特別な境地なのです。

これとは逆に、指が鍵盤に押し戻される、跳ね返されるようような感じをうけることもあります。ピアノに拒否されてるみたいに指が鍵盤になじまない時があります。そんなときはたいていこちらがサボった後だったりするので、とにかくピアノさんに対して下手に出て、ご機嫌を直していただくようにします。「ああ、すいません、ハワイで1週間遊んでました。これから一生懸命取り返します。だからお願いですから機嫌を直してください」とまあ、こんな感じ。

私が子どもの頃、「1日ピアノをサボれば、取り戻すには3日かかる」と先生によく言われたものです。素直にこの言葉に従って、とにかく毎日、たとえほんの少しの時間でも、欠かさず練習するということをやってきました。でも大人になると、仕事の都合などでどうしても自分の練習ができない日というのが出てくるものです。私の経験では、実際のところ、まあ一日くらいなら大した支障もなく何とかなる気がします。しかしやはり1週間とおしてピアノに触らないと、さすがに取り戻すのに苦労します。私のピアノも機嫌を悪くするみたいです。手がキーに吸いつけられるような、あの感覚、早く取り戻したいと思います。さ、練習練習!

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

よく遊びよく学ぶ!

2013年12月09日 | レッスンメモ
昨日は、スケール・アルペジオ検定試験と、クリスマス会をしました。それぞれ自分の挑む級で健闘してくれて、嬉しく思いました。今回からはミニスケール(1オクターヴのスケールの検定)も行いました。導入や初心者の小さな子どもたちは、4オクターヴのスケール大会に挑戦するまでに時間がかかり、なかなか参加できないのでその一歩手前の段階としてこのようなことも始めてみました。ミニスケールとは言っても、♯系全部とか、♭系全部とか大きく分けてあるので、たとえ1オクターヴでもちゃんと調を覚えていなければなりません。とにかくこういうことはなるべく早いうちからきっちり身につけておいた方がいいですね。

テストが終わった後は最近弾いている曲の弾き合い会。先月発表会を終えたばかりですが、みんな別の新しい曲を披露するまでに練習していてくれて嬉しかったです。先生としてこの生徒たちのことをほんとに誇らしく感じたひとときでした。

ピアノ部屋を出て居間に移動してからは、みんなでケーキを頂き、ビンゴゲームをして、ママたちはおしゃべりに花が咲き・・・、ふと窓の外を見ると、子どもたちが全員庭に出てすごい勢いで走り回っています。いつも教室ではお利口さんタイプでおとなしい生徒たちばかりです。なのでいつもはこの子たちからその時練習している曲をどう弾きたいか、その気持ちを引き出すのに苦労して、ほんとにあの手この手でしゃべらせたり表現させたりするんですけど、こういうときはほんとに全身から元気がほとばしっていてちょっと驚きました。こんな一面もあるんだ! 教室ではお行儀よく、発表会やコンクールではきれいなドレスを着て、真面目で真剣な表情で曲を弾いて、大人っぽいしっかりした印象を見せる子どもたちですが、やっぱり小学生ですね。こんなに生き生きと大騒ぎしながら庭を走り回るなんて、ほほえましいったらありゃしない

いつもピアノに向かって長い時間黙々と練習している生徒たち。こんな風に外で走ったり、生徒同士で仲良く遊んだりして発散してほしいと思っていました。そして、そんな時間を持った後、また練習に励んで欲しいと思っています。たまには生徒同士、「同じ釜の飯」まではいかなくても一緒に何か同じものを食べて、一緒に遊んで、そして学ぶ。同じピアノをやる仲間だけが知っている辛さや楽しさも分かち合って、友情も築き、ピアノを通じて心豊かに成長して欲しいと願っています。



「やった、ビンゴ!?」

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スケール・アルペジオ大会

2013年12月08日 | レッスンメモ
今日は私の教室で独自にやっているスケール・アルペジオ検定試験の日です。今回で5回目となったこの検定試験。全部で10級にレベル分けをしてそれぞれの技量に応じて挑戦してもらっています。試験では規定に沿ったテンポでそれぞれの調を4オクターブのスケールで弾けて、しかもそれぞれの音の粒がそろっていること。また、アルペジオはハノンの教材にのっとって3拍子になって、レガートになっていること、という条件を満たさなければなりません。回を重ねるにつれてそれぞれの生徒が少しずつ上の級に進んできます。今回は最も難しい1級に挑戦する生徒もいますが、この級ではこれを全調マスターしてもらいます。調の数で言えば24種類。これに加えて短調は和声的短音階と旋律的短音階の2種類を両方ともできていなければいけません。試験当日は私がその場でランダムに指定した調を、さっと間髪いれずに上の条件を満たしながら弾き切ることができて初めて合格です。

この検定試験の目的はピアノを弾く技術の基礎を築くことと、調の理解を深めることです。さらに、この機会に生徒同士、それに保護者の方々の間の交流を深める場にもしていきたいと思っています。特に12月の検定試験は季節柄、試験の終わった後にみんなでクリスマス会をします。ビンゴゲームやケーキのお楽しみが待っています。保護者の方にもこの機会に悩める親同士で存分に情報交換(うちの子どうしたらもっと練習するようになるかしら、とか!)していただきたいと思っています。だいぶ回を重ねてきたので、もう最近では皆さんすっかり和気あいあい。親も子もみんなで楽しめるのが私の教室の自慢です。

とはいえ、スケールとアルペジオの審査は、厳しくやっていますよ。決して甘くはしていません。各級に応じて指定した調、テンポ、指使い、短調か長調かの理解などきっちり満たしていないと合格できません。さあ、今日はみんなどのくらい頑張ってきてくれるかな?楽しみです。そのあとのクリスマス会がもっと楽しくなるように、皆さん頑張ってね。

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

足台

2013年12月07日 | レッスンメモ
身体の小さな子どもの生徒はピアノの前の椅子に座っても足が届かないので、足台を使います。楽器によっては例えばヴァイオリンのように、身体の小さな子どもの練習用には子ども用の小さな楽器を使わせるということがあるようです。しかしピアノの場合は大人も子供もみんな同じサイズのピアノを使います。とは言っても元々大人の体格に合わせたサイズで作られているわけですから、どうしても身体の小さな子どもたちの方にしわ寄せがきます。足が届かない、そのままではペダルが踏めない、なんていうのはそのしわ寄せの最たるものと言えるでしょう。

すべての曲がペダルを使う曲というわけではありませんが、いずれ頻繁に使うようになることは間違いないし、ペダルワークの巧拙によってずい分音楽性に違いが出てくるので、私の教室ではできるだけ小さい時から、初心者の時からペダルを使わせて慣れてもらうようにしています。そしてまるで身体の一部のように自由自在にぺダルを操れるようになってほしいと思っています。

しかし、小さい子供の場合は足がペダルに届かないので、足台を使うということになります。で、私はこの「足台」というものにちょっと不満を持っているのです。足台を通してのペダル踏みというのは、足で直接ペダルを踏むのとは違って、足とペダルの間をつなぐ仕組みというか装置を通じてペダルを間接的に踏む、ということです。これがどうもスムーズにいかないのですね。ちょっとコツがいったり、微妙な加減ができなくて自分の意志が伝わりにくかったり。ガッツリ踏んで離すときは何とかいけるようですが、微妙な動きや、音に反応して踏むペダルを要求すると上手くいかなかったりします。もちろん、生徒の技量の不足や理解不足の場合は別ですが、生徒自身は耳でよく聴いて、耳をよく使って適切にペダル踏もうとしているのに足台を通すせいで上手くいかないという時があります。横で教えていて、「あ、この子はこうしようとしているのに・・・」と理解できる時があるのです。

これまで数多くの足台を見てきました。私の教室では現在サイズの違う足台が2台あります。ほかにも生徒がおうちで使っているものをもってきてもらってレッスンしたりすることもあります。こうしてたくさんの足台を見てきましたが、そのどれもが、まあ、一長一短というか、これがいい! という決定版がなくて、困っています。大人用のグランドピアノに一生懸命取り組む小さな身体の子どもたちの姿を見ていると、せめてもう少し簡単に取り扱えて性能のいい、スムーズにペダルを踏めて微妙な動きにもついてこれる足台というのを使わせてあげたいと思います。足台には、ほんとに色々と私も保護者の方も悩んでいます。決して安いものではないし、お子さんの成長と共にいずれいらなくなるものだし、保護者の方もつい、我慢してしまうんですね。このままではかわいそうなのは子どもたちです。メーカーさん、もっと利用者の声を聞いて、もっといい足台を作ってください、お願いします

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手のポジション

2013年12月06日 | レッスンメモ
5本の指を1本ずつ白鍵のキーに置いていく基本的なポジションの時は、手の甲は大体ピアノの奥に向かって真っすぐ置いていれば事が足ります。しかし音域が広がってきたり黒鍵が入ってきたり、同時に複数の音を出すときなどは、普通に真っすぐ手を置いてるだけでは弾きづらくなってきます。指をうんと広げたり、音形によっては3の指と4の指など、となり合っている指を使わなければならないのに、音は離れていて白鍵と黒鍵が交っているなど、手を普通に真っすぐ出しているだけでは到底弾けそうにない場合があります。

手の大きさや形は、一人ひとり本当に様々で、ただ大きいだけでも良くないし、もちろん私のように(大人にしては)小さくても大変不便です。また指が長くて美しい手でも手のひらが狭いとなかなか大変なようです。指と指の間が柔らかく開くかどうかも問題になります。

それぞれの持っている自分の手でピアノを弾くわけですから、自分の手に適した弾き方というのがあります。手の甲の方向や指の広げ方など、弾きにくい音形の時は、自分流にはこのような指運びで、手のポジションをこんな風にしたら弾きやすいなあというところを発見する。そんな工夫が大切になってきます。特に黒鍵は白鍵よりも短くてしかも高さが高いので、空振りしたり、横移動のときにつっかかったりしないように指が登るようにしなければいけません。白鍵とのバランスを意識しながら弾きやすい手の位置、指使い、そのときの指の高さなどを注意しながら、自分に合ったポジションを探ります。

こうやって、色んな音形に応じて自分の弾きやすい手の形、ポジションを探してみつけていくと、どうしてもうまく弾けなかったところの解決に結びつくことがあります。その場合注意しなければいけないのは、子どもの場合は成長過程にあるので、手もどんどん大きくなっていくということです。つまり、ある時ぴったり弾きやすい手のポジションをみつけたとしても、身体の成長と共に手も大きくなって、いずれまたその大きくなった手に応じた弾きやすいポジションというのを新たに見つけなければいけないということです。こうして同じ曲の同じ音形のところでも年齢とともに、また技量の向上とともに、「弾きやすい手のポジション」というのは変化してくるのです。

私などはもちろん手のサイズはもう長いこと変化していませんが、それでも、あのときのコンサートではここの個所はこういうポジションでこういう指使いで弾いたけど今度のステージではちょっと変えてみよう、と工夫することがしょっちゅうあります。自分だけにしかない、かけがえのない自分の手と指。これに一番ふさわしいポジションや弾き方を見つけるのは結局自分にしかできないことですね。だから生徒さん達には日頃から、「自分にとって一番弾きやすい手の位置を探す」ということを意識して工夫する習慣を身につけてほしいと思っています。

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大きな山を耳かきでかくような

2013年12月05日 | レッスンメモ
10年くらい前に、ある方が言った言葉。「これから、大きな山を耳かきでかくようなことをしようと思っている。しなければならないと思っている」この言葉、かなり衝撃的でずっと忘れられない言葉でした。

目の前の膨大な量の何かに対して果敢に挑もうとするその人の姿勢に感銘を受けました。音楽の世界の方ではありませんでしたが、その言葉をずっとずっと自分の胸においています。私の目指している音楽への取り組みは、私の能力とはかけ離れた山のように大きなものへ挑戦しているようなものです。時々その大きさに圧倒されて、くじけて、諦めかけるときもあります。そのたびに、その人のその言葉を思い出して、それでもその膨大な量や中身の濃さに耳かき程度の引っかきを試みながら、一歩一歩積み重ねる・・・。いつか達成できる日があるのだろうか。目の前に果てしなく広がる裾野を見ながら、ため息交じりに、それでも耳かき一杯の努力を続ける。

ちょっと滑稽なことに見えることもあるだろうけど、そうやって日々過ごしていくと心に誓っています。時々、裾野の横から可憐な花が見えたり、暖かい日差しを浴びる喜びをもらえて幸せだと感じながら。。。


別府のシンボル「鶴見岳」

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グループ・アイの希望

2013年12月04日 | レッスンメモ
昨日はグループ・アイの定例会でした。昨日のブログで記したテーマなどを中心に、ピアノ指導をしていく上での色んな悩みや問題点などを話し合いました。ピアノの生徒や保護者はほんとに人それぞれ。皆それぞれ異なる環境や価値観を持ってピアノ教室に通ってきています。それにしても本当に色んな方がいるものですね。話を聞いていると「え~?そんな・・・」と驚くこともあります。そんな場合どのように対応していくか、教える方としても悩みは尽きません。まずは十分に先方のお話を聞くことが大事と思いますが、やはりその上で、ピアノを教える立場として、最低限ゆずれないところはあるものです。「何でもありよ~」と迎合してばかりではいけないという思いを強くしました。

もちろん色んな人がいるというのは私たち教える側の先生たちも一緒。それぞれ教えるスタイルも違うし得意分野や教育方針も様々です。そうした中で、やはりピアノ教師として必要な最低限の土台をきちんと確立して生徒さんたちに向き合うことが大切だと思います。そこのところを、小さなグループですが、お互いに切磋琢磨して、ひとりよがりにならないで、お互い高め合って、実践して、発信していけたらいいなというお話をさせていただきました。

定例会では毎回テーマを決めてそれに沿ったお話合いを行っていますが、来年からは、それに加えて毎回楽曲研究をすることとなりました。実際に曲を取り上げて実践的な指導法を勉強しようという試みです。まずは私が中心になって自分の指導法を皆さんに見てもらうつもりです。その上で、もっと効果的な方法や生徒のタイプに応じた工夫など、色んなアイデアが出てくるような機会になればいいなと思っています。

定例会が終わった後は、みんなでランチ会。和気あいあいの忘年会ランチを楽しみました

これからもグループ・アイで色んな事を実践しながら少しずつ発信していけるといいなと思います。

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グループ・アイ定例会

2013年12月03日 | レッスンメモ
今日はピアノ教育研究会「グループ・アイ」の今年最後の定例会です。ピアノ教育に関心をもつ先生仲間がピアノ教育のあり方を勉強し合って、セミナーを開いたり、「ねえねえ、こんなときみんなどうしてる?」という情報交換もして、それぞれのレッスンに役立てようという願いで結成したグループ・アイ、早いものでもう3年が過ぎました。

最初は、4人でスタートした会でしたから、どうなるだろうという不安も正直ありましたが、今は会員も増えてきて、これからもっともっとたくさん実りあることをやって行こうと思っています。私たちが勉強したり研究したりしたことは、それぞれの生徒たちにうまく還元できているかしら? 自分自身勉強になっているかしら?と常に客観的な視点を持ちながらグループ・アイの様々な活動を進めて行きたいと思っています。

今日の会合で話し合うテーマの中の一つは「小学校高学年から中学生くらいになって、初めてピアノを始めたいという生徒の指導法」についてです。これ、教える方は結構とまどいますよね。まったくの初心者とはいえ、幼稚園生や小学校低学年生がやるようなことから始めるのがいいのか、初めてと言っても、どのくらい、楽譜を把握する力をもっているか、あるいはもう割り切って弾きたい曲だけに取り組んでもらうのか。大人の生徒さんとは違ってその辺が本人自身の中できちんと定まっていないことが多いので先生としてもどうしたらいいかなと思うことがありますよね。さて今日はみなさんそれぞれの経験に基づいた、どんなご意見が出てくるか、楽しみです。

そのほか、今年一年の活動を振り返って反省したり、新しいアイデアを出し合ったり、そしてさらに来年の行事予定についても話し合います。来年の行事の第一弾平和楽器さんとグループ・アイの共催で開催する、「益子祥子先生のセミナー」です。何しろ2月14日のバレンタインデーですから覚えやすくていいですね。来年のバレンタインデーは「しょうこ先生」のセミナーでお会いしましょう。

それでは今日もメンバーの皆さんと楽しく勉強してきます

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラ音の会のクリスマス

2013年12月02日 | レッスンメモ
昨日は、ラ音の会の出張レッスンでした。高速とばして実家に到着するとすぐにメンバーがやってきて、早速レッスンを始めました。ピアノのレッスンの後は音楽史の勉強。昨日はシューマンについてお話しました。レッスンも講義も、その時間を愛しい時間ででもあるかのように熱心に、ひとつひとつうなずきながら聴いて一緒に学んでくれました。

こうして出張レッスン&講義が無事に終わった後は、いよいよラ音の会のお楽しみです。メンバーの方のご自宅にお招きいただいてクリスマス会となりました。行ってみてびっくり! お家の中全体が夢のようなクリスマスの世界に飾り付けられていたのです。ほんとにゴージャスでおしゃれで、まるでくるみ割り人形の舞台に飛び込んだようでした。これだけの飾り付けをするのにはずい分と手間も時間がかかったことでしょう。それでも、「今日は嬉しくって朝から張り切って準備しました」と笑顔でおっしゃっていました。超多忙の方なのにこんな素敵な場を提供して頂いて本当に感動しました。

お宅で音楽を聞きながら、素敵な食卓とキャンドルを囲んでおしゃべりに花が咲きました。「人生の中で、これが足りないと思うことがある方が、絶対進歩する。少し足りないんだけど・・・と思いながら、その不足を補うために夢を追って頑張るの」というお言葉。そのまま頂いて、みんなで胸に誓いました。来年も前向きでいこう

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日はラ音の会

2013年12月01日 | レッスンメモ
今日は久しぶりに「ラ音の会」の日です。佐賀県で大の仲良しの大人の生徒さんにレッスンをする会。ピアノのレッスンと音楽の歴史や作曲家についてのお話などのミニ講座をしています。とてもお忙しい方々ですので、頻繁には出来ないのですが、こうやってたまに私が佐賀まで出かけて出張レッスンをしています。今日は今年最後のレッスンなのでレッスンの終わった後は忘年会。昔からの仲良しなので話も弾みます。しかもみんな日頃から頑張ってるスーパーレディさん。色んなお話をうかがっていると、すごく勉強になるんです。というわけで今日はレッスンも会食もとても楽しみです。

では、高速飛ばして(もちろん安全運転で)行ってまいります

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする