ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

きっといいことあるピアノのおけいこ

2013年12月23日 | レッスンメモ
昨日は、北九州にコンクールの審査に行ってきました。街はすっかりクリスマス気分に満ち溢れているこの時期にも関わらず、頑張ってる子どもたちの演奏をたっぷり聴かせて頂きました。いつも審査していて感じることは、どんなに小さな子どもでも、きちんとした服装や衣装に身を包み、たった一人でステージに立ち、しっかり暗譜して人前で弾く。親御さんならずともその姿を見ているだけで、とてもいとおしく感じてしまいます。しかし、コンクールですからきちんと審査します。もちろん結果は人それぞれ。そして子どもたちはその結果をそれぞれの方法で受け入れなければなりません。こんな経験を小さいうちから何度も繰り返していれば、間違いなく精神的に強くなるし、自分を律する術を覚えてくると思います。大人になってもピアノを続けるかどうかは別として、それに真剣に取り組んだ人たちだけが知っている喜びと苦しみを、早い時期から経験して積み重ねて行くことは、必ず長い人生にとってプラスになると思います。

感受性を豊かに育み、楽しさを感じるピアノ。ピアノを弾くことは気持ちを表現する方法として自分を解放すことでもあります。一生懸命ピアノを弾いていると、きっと何かの時に役に立つ。いや、何かの時ではなくて、毎日の自分の生活に役に立っているはずです。コンクール審査の帰りに電車でゆっくり一人、そんなもの思いにふけりながら帰って来たのでした。

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コメント
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