名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

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河村名古屋市長が問題発言

2024-04-27 13:02:40 | Weblog
2024.4.27(土)
 この標題は今日(4月27日)しんぶん赤旗の三面記事のものである。
 河村たかし市長が定例の記者会見(4月22日)で、「祖国のために命を捨てるのは高度な道徳的行為だ」と発言したというのだ。これに対して市民や団体から抗議や辞職を求める声が相次いだというのである。
 この発言は、市が名古屋空襲(1942~45年)での犠牲者を悼み悲惨な戦争体験・記憶を後世に継承するために制定した「なごや平和の日」(5月14日)の意義を問われた中で発言したものというのである。
 愛労連は24日「「国のために命を捨てろ」と子どもたちに迫り、個人の思想と歴史観を市民に押し付ける河村市長の即時辞職を求める」とする声明を発表したというものである。
 声明は「あらゆる人の命は貴く、捨てたり・捧げたり」するものではない。命の私物化は何人であろうが許されない。基本的人権や生存権、幸福追求権を侵害する個人的な思想や歴史観の押しつけは、公平かつ平等に行政を執行する首長としての資質を逸している」と批判し、「発言は、誤った価値観に基づく「道徳」を持ち出し、戦争で国のために死ぬことを礼賛し、命と人権を蹂躙するもの。憲法尊長擁護義務に反し、撤回したとしても許されない」として、ただちに市長を辞職するよう求めた。
 革新市政の会は25日、市役所で「市長は「祖国のために命を捨てよ」の発言を撤回せよ」との抗議文を市の総務局に提出した。
 早川純午代表は「お国のため」という言葉によって、多くの国民が戦争に駆り立てられ犠牲になった。そのイデオロギーを「平和の日」に市長が使うは到底許されるものではない」として、「発言』の撤回を求めた。
 樽松佐一副代表は、「憲法は過去の戦争の反省からつくられ、市長は憲法順守の義務がある。市が「犠牲者を悼む」と制定したなかで、戦争を賛美するような発言をする市長でいいのか」と指摘した。
 市の職員は、「市民からも苦情の電話が来ている。この申し入れは市長に伝える」と応じたとのことである。
 果たしてどんな回答が市長からくるのか興味津々ではある。

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