田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

out of date GGのパソコン恐怖症/麻屋与志夫

2010-11-19 04:59:37 | Weblog
プログです

11月19日 金曜日

●生きていることが不思議だ。
GGは感覚が鈍くなってきた。
例えば、街を歩いても周囲の景色に感動しなくなった。
寂しいではないか。いままさに初冬。
周りの季節が静かに冬へと移り変わっている。
乙女のごとく感傷にひたって風景に溶けこみたいのだが。
どうも、そうはいかない。
ただぼんやりと街行く人を眺めたり、
せっかく大きくなたのに切られてしまった街路樹の切株を、
嘆きながら見おろしたりしている。

●ほんとうに、不思議な町だ。
せっかく成長した樹木をバッサリと切ってしまう。
木工の街だから木を切るのが好きなのかもしれない。
だからといって、せっかくのマロニエ並木を伐採することはないだろう。
校舎を新築するからといって、グランドの周囲の古い桜やヒマラヤシダを。
神社の境内のイチョウの木を。
しまいには、古い祠ごとそっくり倒してしまった。
古くなったわたしもそのうち塾ごと刈り取られてしまうのではないか。
おお、こわや。こわや。

●もっとも、これが年相応の感性なのかもしれない。
GGがイチョウの葉の落ちるのを見て……。
「ああ、ロクサーヌ」などと、シラノ・ド・ベルジュラックのセリフを口ずさんだら……キモイといわれそうだ。

●皮膚感覚もオカシイ。
風に反応しない。
風が吹いていることはわかる。でも感性としてとらえられない。
寒いからマフラーをして外出しよう。
そのていどなのだ。
あの外気に触れたときの。
ひりひりした新鮮さは。
どこにいってしまったのだろうか。
いまはカミサンとなっている、
むかし恋人だった、
目の前にいるSHEとはじめて手をつないで、
宇都宮は三の沢を歩いたときの、
ひりひりした感触はどにいってしまったのだ。

●サランラップに包まれているような感じだ。
息苦しい。
すべての事象にナマで触れていないような、
もどかしさがある。

●ロクサーヌを検索したら別世界だった。
いやぁ、マイッタ。
バンドとか、曲の名前。ゲームについて。歌手。スケーターが使った曲。
なにがなんだかわからない世界がひらけていた。

●このブログをかきだしたのも、
そうしたモヤモヤした別世界へのコンプレックスだ。
ネットサーフィンをしていた。この言葉だって死語だという。
たまたま『発狂した宇宙塵』というブログサイトにヒットした。
すごくおもしろかった。
コメントをいれた。
うまくいれられなかった。
これまた不思議な国におちこんだようなものだ。
パソコンそのものをうまく操作できない。
コメントをいれる操作がわからない。
情けない。
なんだかオカシナコメントがはいってスゴイ迷惑をかけたろう。
ゴメンナサイ。

●すごく落ち込んでいます。
きょうは「さすらいの塾講師」はお休みするかもしれません。
カミサンとはじめてdateした宇都宮の街をさすらってくる予定です。



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