音楽の大福帳

Yoko Nakamura, 作曲家・中村洋子から、音楽を愛する皆さまへ

■《第15回・最終回》インヴェンション・アナリーゼ講座のご案内■   

2009-11-01 23:47:09 | ■私のアナリーゼ講座■
■《第15回・最終回》インヴェンション・アナリーゼ講座のご案内■                 
                      09.11.1  中村洋子
    


《第15回・最終回》インヴェンション&シンフォニア第15 番 ロ短調
  
 (バッハが、この“変奏曲”全30曲で表現したかった世界とは、
                        そして「平均律」への旅立ち)

◆講師:中村 洋子

◆日時:2009 年 12月 4日(金)午前10 時~12 時30 分

◆会場:カワイ表参道 2F コンサートサロン「パウゼ」

◆会費:3000 円 (要予約)

◆参加ご予約・お問い合わせは カワイミュージックスクール表参道
       Tel.03-3409-1958 omotesando@kawai.co.jp


★「バッハのインヴェンション・アナリーゼ講座」は、

いよいよ最終回となりました。

15番は「インヴェンション&シンフォニア」全30曲の、

「コーダ(結尾部)」と、位置付けることができます。

インヴェンション15番の主題を変奏したものが、

そのまま、シンフォニア15番の主題になっています。


★この全30曲を貫くものは、≪「主題」と「変奏」≫ともいえます。

この≪主題と変奏≫という観点から、まず、全30曲を見渡します。

2声のインヴェンション15番は、インヴェンション全15曲の結尾部であり、

3声のシンフォニア15番は、シンフォニア全15曲の結尾部であり、

それと同時に、全30曲の結尾部にもなっています。


★このバッハの大きな「設計図」を、理解しますと、

インヴェンションという≪ミクロコスモス≫の世界から、

平均律クラヴィーア曲集の≪大宇宙≫へと、自然に、

無理なく、旅立つことができます。

バッハが、息子・フリーデマンへの教育を目的の一つとして作曲した、

この曲集の意義が、よく分かるのです。


★実際のご指導、演奏にも役立つよう、どの楽譜をどう使うか、

数あるCD演奏の比較から、ご自身の解釈、演奏に、

どう役立てるかについても、詳しくお話いたします。


◆講師:作曲家 中村 洋子
東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。
日本作曲家協議会、日本音楽著作権協会(JASRAC)の各会員。
ピアノ、チェロ、ギター、声楽、雅楽、室内楽などの作品を発表。
2003 年~05 年、アリオン音楽財団《東京の夏音楽祭》で、新作を発表。
自作品「無伴奏チェロ組曲」などをチェロの巨匠W.ベッチャー氏が演奏したCD
『W.ベッチャー 日本を弾く』を07 年に発表する。
このチェロ組曲やチェロアンサンブル作品がドイツ各地で演奏されている。
08年9月、CD「龍笛&ピアノのためのデュオ」と、
ソプラノとギターの「星の林に月の船」を発表。
 
※中村洋子プログ:「音楽の大福帳」 http;// blog.goo.ne.jp/nybach-yoko


◆第1回 バッハ・平均律クラヴィーア曲集アナリーゼ講座
          ≪第1巻 1番 プレリュードとフーガ ハ長調≫
   
 ●日時: 2010年1月26日(火)午前10時~12時半


                       (名古屋・亀末広:お干菓子)
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