今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

タッチ 5

2005-09-15 01:57:24 | タイムリーヒット
なぜ今?

アニメやマンガの実写化ばやりの今、放送終了から20年近くたっているのに未だに甲子園のスタンドで応援歌として使われるこの作品が出てきたのはある意味、当然と言えるだろう。長澤まさみは30男がドキドキするほどかわいかったし、上杉兄弟にもちゃんと双子を起用、2時間の中にちゃんとエッセンスは凝縮できていたと思う。でも、唯一言いたい。「もうちょっとちゃんと野球しようよ」

原作まんまだからしょうがないんだけど、あんな髪型の球児は普通いないし、ランナーがいても平気でワインドアップで投げたり、変化球なしで県大会を勝ち抜けるなんてありえない。さらにいくらマンガの世界とはいえ、1年の練習で全国制覇できるほど甘くもないだろう。確かにこの物語では3人の三角関係がメインで野球はそれを彩る添えもんかもしれない。でもだからこそ、ちゃんと描くのが本物の映画だと思うのだ。

また、高校野球が終わってちょっと坊主頭が伸びかけているこの時期の公開、というのもなんとも微妙だ。まあ、野球で双子と言うと上杉より先に写真の人(彼はアニキの方です)が思い浮かんでしまう俺に堪能しろというのは元から無理な話なのかもしれないけど。



コメント
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