今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

妖怪大戦争 3

2005-06-29 00:43:11 | デッドボール
見事に叩きだしたよ!この点数。さすが角川だ。

映画を見出して「あ、しまった。他のにしておきゃよかった」と後悔した経験は、おそらくかなりの人にあるだろう。俺もよくあるんだが、これはすごかった。試写会のプレスシートを受け取った瞬間。おそらく史上最速だ。
仮に我慢して2時間強、完走したとしよう。湧いてくる疑問は「この映画、誰のために作ったの?」子供向けにしては妖怪や設定がグロすぎるし、大人向けにしてはストーリーが薄っぺら過ぎる。従って老若男女誰が見ても???な作品。さすが数は多いけど作風の荒い「職業監督」の三池さんだ。

でも脱力感から立ち上がれないまま、スタッフロールを見ていて気づいた。この映画で一番イキイキしていた人達。荒俣、京極、宮部・・・プロデュースチーム「怪」というヘンなユニットで参加、出演もしている作家の皆さんだ。なるほど、角川書店がガッポリ儲けさせてもらっている作家先生への接待か!

合議制だったら絶対ありえない、儲け度外視の接待映画。今時こんな作品撮れるのは、ここの社長と北の将○様くらいしかいないだろう。アントニオ猪木じゃないが「角川歴彦だったら、何をしても許される」らしい・・・。
コメント
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