のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

6月初めのB園

2005年06月03日 | 今年の梨づくり
 B園。30aあります。豊水が主体です。A園と同様、樹齢は30年を越え、ナシとしての最盛期を過ぎてしまいました。以前、豊水は価格も比較的良く、収量の上がったものですから、わが家のナシの稼ぎ頭の畑でした。最近はナシの木がちょっと元気がなくなり、空が目立つようになってしまいました。
 県の施設「手賀の丘少年自然の家」と自然林地をそのまま利用した「手賀の丘公園」に隣接し、休日には周辺は賑やかになります。この畑で作業をしていて一番堪えるのは5月の連休中、公園のバーベキューコーナーから漂ってくる美味しそうな臭い。バーベキューができてうらやましいと思うか、自分には仕事があって良かったと思うか、その時の気分です。
 このナシ園はこれまでに1983年と2000年の2回、大きな降雹に見舞われています。雹の通り道というのはあるようです。

6月初めのA園

2005年06月03日 | 今年の梨づくり
 開花後40日。花の時期には白い花が空を背景に見えていたのですが、緑の葉に被われてきました。果実はまだ小さく、葉の陰に隠れています。
 5月の天候が不順だったためか、果実の肥大は平年を下回っているという成育情報が回ってきました。雨量はそれほどでもないようですが、雨の回数は多く、なにより日照時間が少ないのが影響しているか。今年はちょっと厳しいナシ作りになるかもしれません。

 今年のわが家のナシ園は「ちばエコ農産物」認証申請中です。ナシも「ちばエコ農産物」生産ほ場看板をおいて写してみました。

 この写真はA園。屋敷地に続くナシ園です。約45a。わが家の祖父が最初に植えたナシは樹齢30年を越え、そろそろ交代の時期となっています。新しい苗木も間に植えてあり、なんとなくごちゃごちゃしたナシ園になっています。幸水と豊水が主流ですが、新品種の苗木も育成中です。もう2、3年、お待ち下さい。変わったナシや遅い時期のナシをお届けできると思います。

E田圃(田植え十日後)

2005年06月01日 | 今年の米づくり
 E田圃。50aあります。D田圃と同じく手賀沼干拓地内にあります。わが家から一番遠く、トラクターを走らせると、30分はかかります。
 2年前から農水省農林統計調査の対象地となっています。わが家に特別な栽培技術があるわけでもないのに、比較的高い収量値を記録しているそうです。ちょうど薄播きで丈夫な苗を作り始めた時ですので、内心ほくそ笑んでいます。

【これまでの作業履歴】

3月20日 米ぬか散布
5月19日 代かき
5月21日 田植え(液肥同時施用)
5月25日 除草剤散布

D田圃(田植え十日後)

2005年06月01日 | 今年の米づくり
 D田圃。20aあります。手賀沼干拓地内にあります。近くでは小麦の集団転作が行われています。昨日御案内した乗用除草機の実演会場にしています。
 昨年、一昨年の2年間、「納得米プロジェクト」チームが無化学肥料、無除草剤で米作りをしていました。せっかく自然生態が戻ったのだからと、引き続き今年もわが家で除草剤を使わずに米作りに取組んでいます。

【これまでの作業履歴】
3月20日 自家製堆肥散布
5月19日 代かき
5月21日 田植え
5月24日 抑草用米ぬか、くず大豆散布

C田圃(田植え十日後)

2005年06月01日 | 今年の米づくり
 C田圃。36aあります。集落のある台地のすぐ下に延びる谷津部分にある田圃です。排水路との高低差があって、谷津田とはいえ排水のよい田圃です。基盤整備前には微地形に沿って田圃の中に畑が点在していました。
 今年から消費者が参加する「納得米プロジェクト」の会場となっています。有機質肥料、除草剤無しの米作りに取組んでいます。
 もともと2枚の田圃でしたが、低い方に盛り土をして一枚の大きな田圃にしました。その工事に伴い、2年程、稲作を休んでいましたので、田圃の雑草は比較的少ないと期待しています。田圃と台地の境にバスの通る大きな道があって、ここも車からゴミや空き缶を捨てられてしまいます。

【これまでの作業履歴】
3月16日 自家製堆肥散布(110kg/10a)、耕起
5月3日  1回目代かき
5月22日 2回目代かき
5月24日 田植え
5月27日 抑草用米ぬか散布

B田圃(田植え十日後)

2005年06月01日 | 今年の米づくり
 田植え十日後のB田圃です。A田圃の対面にあり、20aあります。写真正面が「染入り落とし」の上流部、奥右側に新田集落が見えます。わが家は左の奥の方の別の集落に位置します。
 昭和40年代に基盤整備が行われるまでは田圃の中に湧水があり、用水にしたり、休憩時の飲料水にしていました。江戸時代に開発された新田部分で、たいへんに水はけの良い田圃です。

【これまでの作業履歴】
3月21日 米ぬか散布(100kg/10a)
5月21日 田植え(液肥同時施肥)
5月25日 水田除草剤散布

A田圃(田植え後十日後)

2005年06月01日 | 今年の米づくり
 田植えをしてから十日程たちました。「ちばエコ農産物」認証の申請中の看板を立てて撮ってみました。「ちばエコ農産物」とは千葉県の特別栽培農産物(農薬、化学肥料を標準の半分以下で栽培している農産物)で、今年、わが家はすべての田圃で申請中です。
 これはA田圃です。55aあります。わが家で一番広い田圃です。
 手賀沼に注ぐ「染入落とし」という小河川の河口部に位置します。堤防の外であったところを昭和10年代くらいまでに水田化したところです。わが家の父の祖父母は沼から水草などを持ち上げて田圃を作ったようです。昭和10年代の洪水の際には、胸まで水に浸かりながら米を取り入れたとも聞いています。
 正面は戦後新しく作られた堤防で、その向こうは手賀沼。堤防の上に遊歩道が整備されています。農作業の際には遊歩道に見学者がいて、恥ずかしいことがあります。釣り客の残したゴミや空き缶カンが散らかって、ゴミ拾いから仕事が始まる時もあります。

【これまでの作業履歴】

3月21日 米ぬか散布(100kg/10a)
5月22日 田植え(液肥同時施肥)
5月25日 水田除草剤散布