ナシの葉の裏でたくさんの小さなムシがうごめいています。黒いかたまりに見えていたものが、まさに蜘蛛の子を散らす状態でゆっくりと広がっていきます。中には糸を使って、降りてきているものも見られます。よく見るとシャクトリムシのようです。1mmほどの体長を曲げ伸ばししながら兄弟たちからできるだけ早く離れようとしているかのようです。
もう少し大きなシャクトリムシはこれまで確認したことがありましたが、このような「旅たち」に出くわしたのは初めてです。殺虫効果の範囲が広い有機リン系の殺虫剤(人体や環境への影響が大きいと指摘されています)を使わなくなってから増えてきました。減農薬を進めてきますと、それまで問題でなかった病害虫が目立ってくることがあります。
ライトのあるところまで持ってくるまでに、半分ぐらいのムシはすでに弱肉強食の世界へ旅立っていきました。写真に写ったのは要領の悪いムシ?シャクトリムシの動きは愛嬌があるのですが、摘果して残した幼果や葉をなめてしまう害虫で、共存できる間柄ではありません。旅たったムシたちよ、まだ他のムシちに食べられていなかったら、もう少しで殺虫剤を撒いてやるから待っていろよ。といっても、5cmを超える体長にまで生き残るやつもいるのですが。
もう少し大きなシャクトリムシはこれまで確認したことがありましたが、このような「旅たち」に出くわしたのは初めてです。殺虫効果の範囲が広い有機リン系の殺虫剤(人体や環境への影響が大きいと指摘されています)を使わなくなってから増えてきました。減農薬を進めてきますと、それまで問題でなかった病害虫が目立ってくることがあります。
ライトのあるところまで持ってくるまでに、半分ぐらいのムシはすでに弱肉強食の世界へ旅立っていきました。写真に写ったのは要領の悪いムシ?シャクトリムシの動きは愛嬌があるのですが、摘果して残した幼果や葉をなめてしまう害虫で、共存できる間柄ではありません。旅たったムシたちよ、まだ他のムシちに食べられていなかったら、もう少しで殺虫剤を撒いてやるから待っていろよ。といっても、5cmを超える体長にまで生き残るやつもいるのですが。