のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

受粉70日双子にも差が現れり

2006年06月28日 | 今年の梨づくり
4月中旬にナシの受粉が行われたとすると、今頃ちょうど70日経過。

同じ花芽から出てきた二つの花に交配されたものをそのまま成育させた状態です。普通はひとつに摘果するのですが、今年は交配がうまくいかず実のついたところで成育させてしまおうと、こんな実がいくつか見られます。

同じ遺伝子を持つはずの花に同じように交配したのに、写真のように実の肥大には大きな差ができてしまいました。花粉の量でも違ったのでしょうか。

右の大きな実は今日現在、横径48mm。左の小さな実は横径40mm。数字の違い以上に差があるように見えます。

県の指導機関が「時期別肥大基準表」というのを出しています。受粉後の日数ごとの大きさから収穫時の大きさの目安を示したものです。それに当てはめてみると、受粉後70日現在48mmの実は8月中旬に95mm、40mmの実は84mmになると予想されます。大きな実は「4L」というクラスでいわば特大クラス。小さな実でも「L」クラス、標準的な大きさになります。このまま成育させてしまいましょう。

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