のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

秋早し時は余れど金はなし

2014年09月21日 | 今年の梨づくり
9月下旬に入ったばかりなのに「新高」の収穫が二週目に入りました

なぜか、今年は稲も梨も早くから収穫期を迎え
かといって、毎日、大忙しだったかといえば
そんなことはないまま日が過ぎて
品種の切り替わりもどんどん進みました
ここのところ、半日でナシの収穫、出荷が終わってしまい
後始末の仕事もはかどるかなあと思っていたら
こんなに収穫量がなかったら
当然、収入もないということでして

高齢化や人口減で世の中が不景気になりがちな上に
消費税アップが追い討ちをかけ
天候不順で生産環境が不安定となると
後継者に夢を持てと強くも言えないなあなんて
つい弱気になりがちです

さらに、残暑がなかったため
新高の熟し具合のスピードは落ちて
需要期のお彼岸というのにナシを収穫できずに
お客さまにご迷惑をおかけしたことも
晴れ晴れとした気分になれないことの一因

そんな中、新高が豊作になりそうな兆し

新高は暑さに弱く
猛暑の夏を越した新高は赤く日焼けしたり、割れたりして
収穫した半分は出荷できないなんて日もざら

だからそれを加工して何かの商品にならないかというのが
わが家で農産加工を始めた直接的な理由なんですが
残暑のなかった今年はどの実も順調に成育中
これから台風さえ来なければ
もしかして今年は加工材料が足りない!?
なんてことになるかも

新高以降の「新興」「王秋」もまだたくさんなっています
今年の秋は長くなりそうです
ナシもながーく愛してお楽しみください


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