のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

庭先に老いたるウサギあわれかな恋にはうとく木肌喰いにくる

2008年03月23日 | 冬の梨畑
元歌 奈良の町に老いたる鹿のあはれかな恋にはうとく豆腐糟喰いに来る(正岡子規)

剪定の際に切り落としたナシの中枝
(小枝でも大枝でもないので)
を畑に転がしておいたところ、
上向きになっている部分の
木肌、表皮だけが何者かに削り取られています。

はじめは気がつきませんでした。
しかし、日がたつにつれてその数が増えていきます。
この上を何か機械が通ったわけではありませんし、
のこぎりや鋏でわざわざ削り取ったわけでもありません。

考えられるのは
ノウサギがかじっているのではないかということです。

えさのなくなった冬季、シカなどが皮をかじり
幼木や苗木が枯れてしまうという話を聞いたことがあります。
昨夏、視察にいった大分県日田市の梨園でも食害防止の柵を
苗木のまわりに設けていました。

表皮のけずられた部分をみると
前歯でかじったような跡がありまして
ノウサギであろうと思うのですが、
まさかもっと大きな野生動物?

もうひとつの疑問。
なぜ切り落とした枝の表皮だけをかじるのか。
立っている苗木や幼木の表皮をなぜかじらないのか。
まさかノウサギは首を90度横に傾けられないわけでもありますまい。

でも、本当に苗木や幼木の表皮をなぜかじられるようになったら
またまた害獣が…

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2 コメント

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Unknown (KS)
2008-03-25 13:21:46
賢いウサギだということでしょう。

切った枝の方が甘さがでたりして・・・。
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甘くなる…なるほど (suginofarm)
2008-03-25 23:20:36
切り落としておいたものが甘くなるかもしれない…
なるほど、そういう可能性もあったのですね。
半発酵して消化が良くなるのかも。

KSさま コメント、ありがとうございます。
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