信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

釣船草の芋虫を招く

2015年10月24日 | 山野草

どこから来たのか?、家庭菜園の隅にツリフネソウが芽を出し、花を咲かせました。
ツリフネソウ属の学名はインパチェンス、これは『我慢できない』という意味だとか。
ツリフネソウによく似たキツリフネの学名はインパチェンス ノリタンゲレというそうです。
ノリタンゲレの意味は、『私に触らないで』だそうで、いやはやなんとも。


花を目指してたくさんのハナバチが訪れていますが、トラマルハナバチでしょうか。
ツリフネソウの花は長い筒状で、端がくるっと巻かれ、そこに蜜をたくさん貯めています。
トラマルハナバチは花の奥までもぐり込め、長い舌で蜜をご馳走になることができます。
蜜のお礼に、花の入口上にあるおしべから出る花粉を背中につけて他の花に運びます。



ハナバチのおかげで受粉が成立し、たくさんの果実が稔りました。
果実は、熟すとたっぷり水分を含んで膨張し、耐えられなくなるとはじけます。
また、稔った果実は触ることによってもはじけ、これらが名の由来となっているようです。
子供の頃、果実をつまみ種をはじいて遊んだホウセンカもツリフネソウ属の植物です。



果実に圧力がかかると、2,3層になっている果実の壁が、突然、内側に巻き込まれます。
その際、果実は5つに割れ、そのはじける力で種子が飛び出し、2~3mほどとばします。
『我慢できないので私に触らないで』を思い出し、指先で果実をつまんで楽しんでいます。



そのツリフネソウに奇っ怪な生物を発見しました。


ベニスズメの幼虫でしょうか、早速、家に招き入れ、芋虫と遊ぼうと思います。
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