そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



大統領の陰謀 [Blu-ray]
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ワーナー・ホーム・ビデオ


日本が今こんなときだからこの映画を鑑賞。
ウォーターゲート事件の真相を追究したワシントンポスト紙の2人の記者の姿を描いた「大統領の陰謀」。
森友公文書改ざん問題とまさに直結するかのような映画。
その感想。

ロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマン。
この2人がとにかく格好良いし、演技達者だし、まぁスター中のスターのオーラ全開で最高。
映画自体はウォーターゲート事件のあらましを知ってないと付いていけないぐらい複雑なんだけど、この2人の名優の演技が素晴らしいので、とても引き込まれるし、大統領の疑惑に迫っていく新聞記者の姿が感動すら呼ぶ傑作だった。
星3つ。★★★

僕個人的に今回の森友公文書改ざん事件の真相は、官邸の誰かが財務省に指示して行ったことだろうと思うぐらいで、具体的な疑惑の中心人物の特定までは到底出来ないが、もしウォーターゲート事件のようにニクソン大統領自身がもみ消しの事実を知っていたのと同じように、安倍晋三総理が改ざんの事実を知った上で国会答弁に臨んでいた可能性すら否定出来ないなぁと思うと、本当に恐ろしくなった。
実際、ウォーターゲート事件は発生したわけで、ときの最高権力者自身がとんでもない違法行為に関わっている可能性は絶対に否定出来ないわけだし、もし今回の財務省の改ざんを安倍晋三総理が知っていたと仮定すると、逆に国会であの強気の答弁(私や妻が関わっていたら総理も議員も辞める)が出来た理由にすらなるのではないかと思えてきて、いやこれマジで日本の戦後最大の政治スキャンダルの可能性すらあるのではないかと思い始めた。
僕自身は今回の事件は、昭恵夫人の善意が原因で官邸の首相直下の部下の不要な忖度と不要な改ざんもみ消し指示を呼んだものと直感しているが、実は首相も深く関わっている可能性も否定出来ないのかなぁと思えてきたよ、この映画を観て。

真相解明までは到達しないかも知れないが、各紙の新聞記者の皆さんには頑張っていただきたい。
そして日本にもディープ・スロートのような正義の味方が現れて欲しい。
(ディープ・スロートとはウォーターゲート事件でワシントンポスト紙に匿名で情報を提供した人物であり、のちにFBI副長官だったことが判明した)

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