イザベル・ユペール主演のフランス映画。
監督はポール・バーホーベン。
アカデミー主演女優賞にノミネートまでされた(「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンに負けた)。
その感想。
想像していたのとだいぶ違う映画だった。
レイプ犯は誰なのかを追うサスペンスだと思っていたのだが、そうではなかった。
なんかもう人間関係がぐちゃぐちゃなのだ。
物語もグッチャグチャなのだ。
でもそれが全然イヤな感じの混沌ではなく、「映画ってこうだよね」という観客の思い込みを違う方にずらしていくというか、それが逆にリアリティを感じさせる原因だったりして、とにかく主人公の周りでいろんな人がそれぞれのいろんな人生を歩んでいて、人それぞれに事情がある、みたいな感想を持つに至った。
ある意味「スリー・ビルボード」に似ているかも知れない。
直感的に言うと「ガープの世界」みたいな感覚すらある。
そういう摩訶不思議なエロティックサスペンスだった(エロティック要素もサスペンス要素も実はそんなに含有していないのだが、総称するとエロティックサスペンスとしか言いようがない不思議な映画なのだ)。
星は2つ半。★★1/2
好きではない(笑)。
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