そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


久々にDVDで映画を観ておいて、こんなこと安易に書きたくないのだが。

この映画……
超~面白かった(笑)
もう、底抜けに面白かった。
ヤバイ。
へたすりゃ今年ナンバーワンだ。
気に入った。

僕はそもそも「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」をたいへん楽しく観た人間である。
その昔テレビで「ワレワレハ地球人ダ」というたいへん楽しい番組を作った実績もある。
なので、こういった「デジカメ手法」がそもそも大好きだ。
「そこまでしてウソつくか」というバカバカしさがなんともいえない。
よくこんな映画を真面目に作りきったと思う。
褒めてあげたい。
僕に誉められたからなんなんだという話だが。

ニューヨークが舞台だ。
チャラチャラした若者たちがチャラチャラしたパーティーをしている様子を、1台のホームビデオカメラが映している。
ここでの人間関係の伏線がこれまた上手なのだが。
そして大事件が起こる。
ニューヨークが突然パニック状態に陥る。
なにか異常なことが起こったのだ。
大災害か、テロか、戦争か、宇宙人の襲来か?
なんだか分からないけど、とにかく高層ビルは倒れるし、自由の女神の首はもげるし、ブルックリン橋は落ちるのだ。
この「なんだか分からない感」に恐怖がつのる(まぁ実際観ている方はこわくもなんともないのだが)
そして、その未曾有の大災害の模様をこの映画はずっと1台の手持ちビデオカメラの映像で見せていく。
つまり、臨場感勝負の大ウソつき映画なのだ。
気に入った。
観ていて酔うけど、気に入った。

リビングの小さなテレビで観ても、たぶん面白くないと思う。
大画面と大音響で観ないとダメだ。
おそらく我が家のホームシアターのサイズにちょうどぴったりしっくり来る映画だったんだろう。
なにしろ超~面白かったんだもん。
ただし、面白いのは最初に観る1回限りに違いない。
再び観ても面白さは半減しているはずだ。
だって「アレ」なんだもん。
なんなんだ「アレ」は?

公開時はそうとう賛否両論の映画だったに違いない。
だって「そりゃないぜ」という大災害の原因だから。
だけど「アレ」に対する疑問さえ払拭して映画にのめり込めれば、かなり楽しめる。
僕は「アレ」がなにかなんてどうでも良くて、この「大ウソつき臨場感」に思い切り乗っかって観てあげられた(まさにそれは「観てあげる」という上から目線がふさわしいのだ)
だから、超~面白かった。

大ウソに寛容に乗っかってあげられるかどうか?
それがこの映画を超~面白く観られるか観られないかの境目かな。

ほんとひとことで言えば、しょうもないですよ。
でも、今年のナンバーワンです。
星5つ。★★★★★
超~個人的なレベルで、だけど。

あと、出てくる女の子たちがみんなかわいいのだ。
そこもポイント高かった。
単純で申し訳ないけど。

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