戦国ランス その1
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戦国ランスはシリーズ第7作、鬼畜王に続くシミュレーションゲームである。
この後は、ランスクエスト、ヘルマン革命、10となり、ランスシリーズ中期の最後を飾るタイトルとなっている。
内容は、鬼畜王の世界をJapanに移したような感じで、秒弱の織田信長に変わって織田家の「裏番」となり、香姫を助けて他藩を征服してゆくというもの。
ジョークの要素が強く、嫌う人もいるかもしれない。
今回のプレイでは、既に五十六や謙信も配下となっているが、これは何回目かの周回のおまけらしい。
観光旅行でJAPANへ渡ったランスとシィルは、旅先の峠の茶屋で、すっとぼけたあんちゃんと、その妹の美少女と知り合う。
実はこのとぼけたあんちゃんこそ織田信長で、妹は香姫なのである。
団子屋は世を忍ぶ仮の姿、いや殿様稼業で失業(国を失う)しても、喰って行けるようにと、職安通いで身につけた技だそうだ。
ちなみに、信長の作る団子は超美味だが、香姫の作った団子は、一口で悶絶して死ぬ程のトンデモ味である。
意気投合した二人、信長はランスを織田家の影番として迎えると言う。
これがプロローグで語られる。
戦国ランスでは、いきなり他国に攻め込むことはできず、予め「宣戦布告」が必要である。
まず原家、続いて京の足利家がターゲットだが、まずは国力と兵力の増強で、続いて南の伊勢、原家の攻略である。
戦国ランスの最重要アイテムとして「瓢箪」があるが、実はこれは昔高僧が魔人ザビエルを封じ、8つの瓢箪に分割して閉じこめたというものである。
戦国ランスは、序盤は周辺国との戦い、中盤は瓢箪が次々と割れ、次第に魔人化してゆく信長、終盤は復活した魔人ザビエル率いる魔軍との戦い、という図式になっている。
こうして非順調に征服して行き、残る大手の大名は毛利と島津となった。
この時点では、瓢箪は4つ割れていて、周辺国に攻め入ることはできない。
そして、信長に取り憑いた魔人ザビエルも、何度もやり直しながらではあるが倒し、これで又周辺国に攻め入ることが出来るようになった。
その後、織田家の当主は香となったが、香は信長の遺髪を信長の妻の墓に葬った。
健太郎と美樹はランスの勧めで織田の客分となることになった。
しかし、ザビエルは島津で復活し、そこを新たな根拠地として支配することにした。
更には健太郎と美樹が仲間となったが、美少女に目のないランスは、早速襲おうとしたが、美樹が手を一振りすると廊下の端まで吹っ飛ばされ、壁にのめり込んで失禁湿疹失神した。
いくら外見は可愛い美少女でも、魔王はやはり魔王なのである。
この世界では、現在はLP2年とされているが、このLPは「リトル・プリンセス」なのである。
触らぬ魔王に祟り無し・・・
戦国ランス その2へ続く