ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

日本語能力試験の結果発表 2017年 (内容を訂正しました)

2017-09-26 | 日本文化情報センター
 2017年7月2日、ついに日本語能力試験の新しい会場としてベラルーシで初めて実施されました。
 受験申込者も190名ということでしたので、ヨーロッパの田舎と思われているベラルーシでも、大勢の日本語学習者がいることが分かりました。
 さて、日本文化情報センターの日本語教室からは26名が申し込み、実際には23名が当日受験しました。
 最年少者は12歳、再年長者は60歳です。
 受験したレベルの内訳は、N2レベル1名、N4レベル7名、N5レベルが15名です。
 そして合否判定がインターネット上で検索できるようになったため、全員の結果が判明しました。(便利な世の中になりましたよ。)

 合格は7名、不合格は16名です。
 合格者の内訳はN4レベルが2名、N5レベルが5名でした。
 このうち1名はノーミスで満点を取るという快挙でした。

 しかしN5レベルの受験者の合格率が低すぎましたね。
 N4レベルの合格率の平均はおよそ30%なので、7人受験して、2人合格はふつうですが、N5レベルが15名受験して、5名しか合格しなかったのは平均より少ないです。

 その理由を考えてみました。
 今年がベラルーシが試験会場になった第1回目で、それが決定したのが、1月。それから半年しかなかったので、昨年9月の新学期から日本語を一から始めた生徒の中で合格した人は一人もいませんでした。
 やはり試験となると、それ専用の対策、つまり専用の受験勉強をしないといけませんが、ある程度時間がそのために必要だと感じました。
 一方で来年7月にもベラルーシで試験が実施されますから、すでに次回の受験に向けて、今年9月から10ヶ月かけて、受験勉強をする予定です。
 また今回受験した生徒たちは、みんな「日本語能力試験とはこんなものなのだな。」ともう分かっていますから、2回目からは、落ち着いて試験に望めるでしょう。
 来年に向けて、またがんばります。

 教材など日本文化情報センター日本語教室お支援してくださっている、チロ基金支援者の皆様、本当にありがとうございました。

 今年は地方都市から日本文化情報センターを通じて受験を希望した人(絵本翻訳プロジェクト参加者)がいませんでしたので、交通費負担の支援は行っておりません。

 また大事寄贈された教材を活用して参ります。

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 上記の内容に誤りがありましたので訂正いたします。

「日本文化情報センターの日本語教室からは26名が申し込み、実際には23名が当日受験しました。」
「受験したレベルの内訳は、N2レベル1名、N4レベル7名、N5レベルが15名です。」
「合格は7名、不合格は16名です。」
とありますが、正しくは
「・・・22名が当日受験しました。」
「受験したレベルの内訳は・・・N5レベルが14名です。」
「・・・不合格は15名です。」
 となります。 
  
  

 

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