ベラルーシの部屋ブログ

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2022年4月27日。ウクライナ侵攻から63日目

2022-04-27 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年4月27日。ミンスクはようやく晴れました。

 ポーランドに続き、ブルガリアへのロシアの天然ガス供給も停止しました。
 ロシア・ルーブルでの支払いを拒否したためです。
 ポーランド政府は、天然ガスの備蓄は十分で、代わりの供給源もあるため、ポーランドの家庭でガスが不足することはない」としています。
 ブルガリアは、ロシアに4月分のガス代金は支払っているため、今回の供給停止は契約違反だとしています。

 ブルガリア大統領は、ウクライナへの軍事援助の供給に反対しました。ウクライナをブルガリアが支援すると、紛争に巻き込まれるからだとしています。

 EU加盟国のうち10カ国がロシアからの天然ガスの支払いをロシア・ルーブルで行うことに同意し、このうち4カ国がすでに支払ったと報道されています。
 しかし、この10カ国が具体的に示されておらず、そのうちの一カ国はオーストリアだとされていますが、オーストリア政府は否定しました。

 フィンランドもロシアの天然ガスへの支払いをロシア・ルーブルで行うことを拒否する決定をしました。


 ロシア外務省は日本の外交官8人をロシアから追放すると発表しました。ロシアのウクライナ侵攻を受け日本がロシアの外交官ら8人を追放したことへの報復措置だとしています。
 

 ロシアのベルゴロド州でテロを計画していたウクライナ人ナショナリストとされる二人の男性が逮捕されました。
 ただし、この二人はロシア人だそうです。
 ウクライナ人ナショナリストといってもウクライナ人とは限らないということですね。


 ベラルーシで法律が改正されました。国内でテロを計画するだけで死刑になる可能性があるという法律です。


 沿ドニエストル共和国は弾薬庫がある国境沿いのコバスナ村に向けウクライナ方面からドローンが数機飛来し、発砲があったと明らかにしました。
 負傷者はいません。爆薬庫がどうなったのかの詳しい情報もありません。

 最近毎日のようにウクライナの国境に近いロシア領の村にウクライナ側から砲撃があったと、ロシア側が報道しています。ほとんどが負傷者はいません。今回の沿ドニエストル共和国の村も同様ですね。
 今日も朝から、ウクライナと国境を接するベルゴロド州では弾薬庫で火災が起きましたが、その後消し止められ、民間人の負傷者はいないとしています。
 そして同じく今日、ウクライナと国境を接するクルスク州知事もクルスク市で爆発音が聞こえたとし、防空システムによる発砲音の可能性が高いと述べました。爆発音が聞こえただけで、被害はないようです。あったら、知事が発表するでしょう。
 同じような事例が毎日ウクライナ国境近くのウクライナ側でないほうで起きています。


 沿ドニエストル共和国の「大統領」はティラスポリの治安機関庁舎で25日に起きた爆発などはテロだとしました。
 モルドバ大統領はドニエストル内部としていますが、それを批判する内容です。
 モルドバと沿ドニエストル共和国との間にさらに亀裂が入るかもしれません。

 


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