12月1日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第170回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回はビタペクト3を5個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2278個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2070部となりました。
今回で通算185回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2278人の子どもにビタペクトを、2070家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
今回も2家族がSOS子ども村に保養に来ていました。
それぞれの家族にお話を伺いました。
(家族A)
ゴメリ(チェルノブイリ原発から約140キロ)から来た家族。お母さんが6人の実子と1人の子どもを引率していました。
この家族には2個のビタペクト3を渡しました。
それぞれの体内被曝量はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1つずつ渡しました。
母親(事故発生当時6歳) 8ベクレル
長女(14歳) 0ベクレル
長男(10歳) 19ベクレル ○
次男 (7歳) 0ベクレル
三男 (5歳) 22ベクレル ○
次女 (4歳) 16ベクレル
四男 (8歳) 0ベクレル
男子(10歳) 0ベクレル
10歳の長男は体重1キロあたり20ベクレルの基準を下回っていましたが、ほとんど20ベクレルなので、ビタペクト3を渡しました。
お母さんに子どもたちの健康状態についてお話をうかがいました。子どもたちは比較的健康だそうですが、7歳の次男は喘息だそうです。
さらに次男は3歳のとき、突然斜視になり、さらに左目が白内障になってしまいました。今年、レーザー手術を受けて、斜視も白内障も治り、お母さんは喜んでいます。
長男は4年連続イタリアに保養に行っているそうで、保養のおかげで、風邪をひきにくくなったとお母さんは話していました。
来年は次男がイタリアへ保養に行く予定で、兄弟で年齢順に保養に行く予定だそうです。
お母さんは健康ですが、長女出産後ホルモンバランスが崩れて、ひどく太ってしまった(体重3桁です・・・)それだけが悩み、と話していました。
(家族B)
ノボポーロツク(チェルノブイリ原発から約470キロ)から来た家族。お母さんが6人の子どもを引率してきていました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。
それぞれの体内被曝量はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1つずつ渡しました。
母親(事故発生当時9歳) 0ベクレル
長男 (16歳) 0ベクレル
長女 (13歳) 0ベクレル
次女 (7歳) 30ベクレル ○
次男 (3歳) 0ベクレル
三男 (1歳) 36ベクレル ○
甥 (4歳) 30ベクレル ○
チェルノブイリ原発に近いゴメリに住んでいる家族よりもずっと遠く、そして染地域になったこともない場所に住んでいる家族のほうが、内部被爆量が多かった、という今回の結果。
家族Bのお母さんも予測してなかったらしく、どうしてなの?と話していました。
家庭で同じものを食べている兄弟なのに、結果が極端に分かれてしまって、これもどうして?ときかれました。
こういう結果が出ると体質の問題では?という話になるのですが、4歳の甥はヨーグルトを大量に食べている(食生活が偏っている)そうで、これはこの子の母親のしつけが理由だということでした。
1歳の三男は母乳しか飲んでいないそうです。お母さんは0ベクレルなので、お母さんは首をひねっていましたが、本当に母乳だけで育っている場合、お母さんの体内にあった放射能が母乳を通じて、子どもに移行している可能性があります。
(こういう話をお母さんにすると、ショックを感じますが・・・。)
お母さんから懇願され、1歳なのですがビタペクト3を渡しました。でもごく少量飲ませて、もし下痢など起こしたら、あげるのはすぐ中止し、残りは半分に分け、次女と三男にあげるように話しておきました。
もともとりんごから作られているビタペクト3なので、少量なら問題ないと思うのですが、念のためお母さんにはよくよく言っておきました。
この一家の子どもたち健康状態について話をうかがいましたが、長男だけが背骨がゆがんでいるだけ、あとの子どもは比較的健康だそうです。
ゴメリには市民は無料でWBCの測定を受けることができる診療所がありますが、汚染地域になったこともないノボポーロツクには測定できるところはありません。
家族Aのお母さんはビタペクト3を飲み終えたら、子どもたちの再測定に行くと話していましたが、それと比べると家族Bは再測定のチャンスがありません。
原発から遠いところとか近いところとか関係なく、WBC測定ができるようになるのが、理想なのですが・・・
日本に住んでいる日本人も原発から遠いから安心と思い込まないほうがいいと改めて思いました。
今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書、お母さんたちには着物の端切れから作った巾着袋などをプレゼントしました。
特に年長の子どもたちは、日本語で書かれた自分の名前に大喜びで、日本語に興味を示す子どももいるのがうれしいですね。
画像は記念撮影したようすです。部屋の中に飾りがぶら下がっていますが、12月に入ったとたんクリスマスの飾り付けをした・・・のではなく、昨日家族Bの1人の女の子が誕生日だったので、このように飾りつけしたそうです。
お父さんはわざわざゴメリからプレゼントを持ってきてお祝いし、お母さんにもバラの花をプレゼント。愛が多子家庭の基本ですね。(^^)
最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、巾着袋など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちも、SOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
今回はビタペクト3を5個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2278個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2070部となりました。
今回で通算185回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2278人の子どもにビタペクトを、2070家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
今回も2家族がSOS子ども村に保養に来ていました。
それぞれの家族にお話を伺いました。
(家族A)
ゴメリ(チェルノブイリ原発から約140キロ)から来た家族。お母さんが6人の実子と1人の子どもを引率していました。
この家族には2個のビタペクト3を渡しました。
それぞれの体内被曝量はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1つずつ渡しました。
母親(事故発生当時6歳) 8ベクレル
長女(14歳) 0ベクレル
長男(10歳) 19ベクレル ○
次男 (7歳) 0ベクレル
三男 (5歳) 22ベクレル ○
次女 (4歳) 16ベクレル
四男 (8歳) 0ベクレル
男子(10歳) 0ベクレル
10歳の長男は体重1キロあたり20ベクレルの基準を下回っていましたが、ほとんど20ベクレルなので、ビタペクト3を渡しました。
お母さんに子どもたちの健康状態についてお話をうかがいました。子どもたちは比較的健康だそうですが、7歳の次男は喘息だそうです。
さらに次男は3歳のとき、突然斜視になり、さらに左目が白内障になってしまいました。今年、レーザー手術を受けて、斜視も白内障も治り、お母さんは喜んでいます。
長男は4年連続イタリアに保養に行っているそうで、保養のおかげで、風邪をひきにくくなったとお母さんは話していました。
来年は次男がイタリアへ保養に行く予定で、兄弟で年齢順に保養に行く予定だそうです。
お母さんは健康ですが、長女出産後ホルモンバランスが崩れて、ひどく太ってしまった(体重3桁です・・・)それだけが悩み、と話していました。
(家族B)
ノボポーロツク(チェルノブイリ原発から約470キロ)から来た家族。お母さんが6人の子どもを引率してきていました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。
それぞれの体内被曝量はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1つずつ渡しました。
母親(事故発生当時9歳) 0ベクレル
長男 (16歳) 0ベクレル
長女 (13歳) 0ベクレル
次女 (7歳) 30ベクレル ○
次男 (3歳) 0ベクレル
三男 (1歳) 36ベクレル ○
甥 (4歳) 30ベクレル ○
チェルノブイリ原発に近いゴメリに住んでいる家族よりもずっと遠く、そして染地域になったこともない場所に住んでいる家族のほうが、内部被爆量が多かった、という今回の結果。
家族Bのお母さんも予測してなかったらしく、どうしてなの?と話していました。
家庭で同じものを食べている兄弟なのに、結果が極端に分かれてしまって、これもどうして?ときかれました。
こういう結果が出ると体質の問題では?という話になるのですが、4歳の甥はヨーグルトを大量に食べている(食生活が偏っている)そうで、これはこの子の母親のしつけが理由だということでした。
1歳の三男は母乳しか飲んでいないそうです。お母さんは0ベクレルなので、お母さんは首をひねっていましたが、本当に母乳だけで育っている場合、お母さんの体内にあった放射能が母乳を通じて、子どもに移行している可能性があります。
(こういう話をお母さんにすると、ショックを感じますが・・・。)
お母さんから懇願され、1歳なのですがビタペクト3を渡しました。でもごく少量飲ませて、もし下痢など起こしたら、あげるのはすぐ中止し、残りは半分に分け、次女と三男にあげるように話しておきました。
もともとりんごから作られているビタペクト3なので、少量なら問題ないと思うのですが、念のためお母さんにはよくよく言っておきました。
この一家の子どもたち健康状態について話をうかがいましたが、長男だけが背骨がゆがんでいるだけ、あとの子どもは比較的健康だそうです。
ゴメリには市民は無料でWBCの測定を受けることができる診療所がありますが、汚染地域になったこともないノボポーロツクには測定できるところはありません。
家族Aのお母さんはビタペクト3を飲み終えたら、子どもたちの再測定に行くと話していましたが、それと比べると家族Bは再測定のチャンスがありません。
原発から遠いところとか近いところとか関係なく、WBC測定ができるようになるのが、理想なのですが・・・
日本に住んでいる日本人も原発から遠いから安心と思い込まないほうがいいと改めて思いました。
今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書、お母さんたちには着物の端切れから作った巾着袋などをプレゼントしました。
特に年長の子どもたちは、日本語で書かれた自分の名前に大喜びで、日本語に興味を示す子どももいるのがうれしいですね。
画像は記念撮影したようすです。部屋の中に飾りがぶら下がっていますが、12月に入ったとたんクリスマスの飾り付けをした・・・のではなく、昨日家族Bの1人の女の子が誕生日だったので、このように飾りつけしたそうです。
お父さんはわざわざゴメリからプレゼントを持ってきてお祝いし、お母さんにもバラの花をプレゼント。愛が多子家庭の基本ですね。(^^)
最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、巾着袋など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちも、SOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。