10月16日にビタペクト2と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第97回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回はビタペクト2を7個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2は合計1653個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1360部となりました。
今回で通算107回目のビタペクト2の配布となりました。
のべ人数になりますが、現時点で1653人分のビタペクト2、そして1360家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(ビタペクト2を開発、製造、販売しているベルラド研究所のサイトはこちらです。)
http://www.belrad.nsys.by
今回は3家族がSOS子ども村に来て保養滞在していました。それぞれのお母さんにお話を伺いました。
(家族A)
ノボポーロツク(チェルノブイリ原発から約470キロ)から来た家族。お母さんが3人の実子と1人の洗礼子を連れてきていました。洗礼子は先月、ノボポーロツクからミンスクに引っ越したそうです。
この家族には4個のビタペクト2を渡しました。それぞれの体内放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト2を渡しました。
母親(事故発生時13歳)18ベクレル
長男(11歳) 25ベクレル ○
長女 (7歳) 22ベクレル ○
次男 (3歳) 32ベクレル ○
洗礼子(11歳)31ベクレル ○
長男は9歳から糖尿病にかかっています。ノボポーロツクにも糖尿病児童協会があるそうで、現在の会員は24人だそうです。モズィリとよく似た状況で、インスリン用注射針とインスリンは病院から無料でもらっていますが、血糖値の検査紙は自分たちで購入しているそうです。しかし経済的に余裕がない家庭が多いため、実際には1日5回血糖値を調べないといけないのに、検査紙を節約するため1回だけですませており
「これではちゃんとした血糖値が分からなくて困っている。」
とお母さんは話していました。
ビタペクト2の成分表も食い入るように眺めて
「ティースプーン1杯の量だと、血糖値は・・・。」
と計算していました。
ビタペクト2は糖尿病患者でも摂取できるように作られているので安心です。
お母さんの話によるとベラルーシに現在1400人の糖尿病児童がおり、完全に治らないことから人生を悲観してしまう家庭や、子どもが発病してから経済的に困ってしまう家庭が多く、問題になっているということでした。
ベラルーシ中の糖尿病児童を支援するのは無理としても、ノボポーロツクの子どもだけでも1回ぐらい支援ができないものか・・・と思いました。
(家族B)
モギリョフ市(チェルノブイリ原発から約280キロ)から来た家族。この家族には1個のビタペクト2を渡しました。
それぞれの体内放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト2を渡しました。
母親(事故発生時7歳)24ベクレル
長女(2歳11ヶ月)21ベクレル ○
次女(7ヶ月)0ベクレル
子どもたちは比較的健康、ということでした。ビタペクト2は3歳以下の子どもは飲まないように言われているのですが
「来月3歳になるから。」
とお母さんに頼まれ、またSOS子ども村のリリヤ先生が大丈夫でしょう、という判断をしたため、ビタペクト2を渡しました。
もし下痢などを起こした場合は、残ったビタペクト2は、やはり放射能値が高めだったお母さんが飲むことになりました。
(家族C)
ミンスク市(チェルノブイリ原発から約350キロ)から来た家族。この家族には2個のビタペクト2を渡しました。
この家族は2003年にも保養滞在したオリガさん一家です。
初めてお会いしたときの様子はこちらでレポートしています。(HP「ベラルーシの部屋」「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第9回」)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2003/no9.html
2003年11月に初めて測定したときの体内放射能値の結果は以下のとおりでした。○印の子どもにビタペクト2を渡しました。
母親(事故発生時11歳)12ベクレル
長男 24ベクレル ○
長女 21ベクレル ○
次男 40ベクレル ○
(三男はこのときお母さんのお腹の中にいました。)
その後この家族はミンスク市に住んでいるということで、2004年4月に再測定をチロ基金からお願いしています。
その結果は全員0ベクレルでした。そのときの詳細はこちらでレポートしています。
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2004/origa.html
そして今回の体内放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト2を渡しました。
母親 17ベクレル
長男(12歳) 0ベクレル
長女(10歳)24ベクレル ○
次男 (7歳)25ベクレル ○
三男 (6歳)19ベクレル
やはり5年近く経過し、再び体内に放射能がたまってしまったようです。 子どもたちは全員病気がちだそうです。
長女は昨年ドイツで心臓の手術を受けたそうです。そのおかげでだいぶ体調はよくなったそうです。次男はまだ7歳なのにすでに2回心臓の手術を受けました。お母さんは大変そうでした。
しかし、以前にもレポートしましたが、この家族は子どもがたくさんいるのに、一部屋のアパート暮らしをしていたのです。
「あの、今でもひょっとしてあのアパートに住んでいるんですか?」
と尋ねると
「多子家庭に国から3部屋のアパートが支給されることになって、順番を待っていたのですが、やっと引越しできたんです!」
とお母さんが喜びのニュースを話してくれました。ああ、よかったと思ってよく話を聞いたら、アパートがもらえたのは、先月。(子どもがこんなに大きくなっているのにどうやって今まで一部屋で暮らしていたの?)
さらには割安だそうですが40年ローンだそうです。
でもお母さんはとても喜んでいて、
「台所が急に広くなったから大きいテーブルも買わないと。今まで小さいテーブルで順番に食事をしていたの。今度遊びに来て。」
と目を輝かせていました。本当によかったです。
あのとても体の弱い妹さんは、その後大学生になり、交換留学生としてドイツへ行くほど優秀だったのですが、歯がほとんど抜けてしまったため、現在総入れ歯を入れたそうです。20代前半で総入れ歯、というのも大変ですが、食事がちゃんと摂れないとますます病気になってしまいますよね。
しかしいろいろ大変なこともありますが、以前よりお母さんの表情が明るくなっていて見ている私もうれしくなりました。長く活動を続けていて一番うれしいのはこのようにいい方向にいった家族を見ることですね。
今回もいつものように子ども達に折り紙、日本の絵葉書などをプレゼントしました。
絵葉書の裏に日本語で名前を書いてあげたら、とても喜んでいました。
お母さんたちからは「どうやってこんなに難しい文字を日本人は覚えているの?」「日本の学校はどんなふうに勉強を教えているの?」ときかれました。
オリガさんの長男は
「前に会ったときに折鶴の作り方を教えてもらったけど、できなかった・・・。」
と言ったので、私が見本として一つ鶴を折ると、子どもたちから拍手が・・・
折鶴を作っただけで拍手されるとは・・・日本人の皆様、ベラルーシへ行ったら、ベラルーシ人の目の前でぜひ鶴を作ってみてください。
画像は記念撮影のようすです。何と言っても数年ぶりに再会した子どもたちが見違えるほど大きく成長しているのを見るほどうれしいことはありません。
オリガさん一家の長男君を見たときはあまりの背の高さにびっくり仰天しました。
最後になりましたが、ビタペクト2の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
今回子どもたちに渡した7個のビタペクト2のうち、1個を購入するために、CD「月と日」の売上金1枚分を充てました。
ベラルーシ語で歌う日本の歌が収録されたCD「月と日」を1枚購入すると、その売上金の一部がビタペクト2を1個の購入する費用としてチロ基金に還元されます。
CD1枚の売り上げが、ビタペクト1個分、つまりべラルーシのチェルノブイリ原発事故の被災児1人に無料で渡すというこの活動につながっています。
CD「月と日」について詳しくはこちらです。(HP「ベラルーシの部屋」内)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/songs/index.html
京都にあるヨーロッパ輸入雑貨店「Vesna!」店頭やそのネットショッピングで購入できます。購入をご希望の方、詳しくはこちらをご覧ください。
http://vesna-ltd.com/shop/b_music.html
どうか皆様のご協力をお願いいたします。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
今回はビタペクト2を7個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2は合計1653個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1360部となりました。
今回で通算107回目のビタペクト2の配布となりました。
のべ人数になりますが、現時点で1653人分のビタペクト2、そして1360家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(ビタペクト2を開発、製造、販売しているベルラド研究所のサイトはこちらです。)
http://www.belrad.nsys.by
今回は3家族がSOS子ども村に来て保養滞在していました。それぞれのお母さんにお話を伺いました。
(家族A)
ノボポーロツク(チェルノブイリ原発から約470キロ)から来た家族。お母さんが3人の実子と1人の洗礼子を連れてきていました。洗礼子は先月、ノボポーロツクからミンスクに引っ越したそうです。
この家族には4個のビタペクト2を渡しました。それぞれの体内放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト2を渡しました。
母親(事故発生時13歳)18ベクレル
長男(11歳) 25ベクレル ○
長女 (7歳) 22ベクレル ○
次男 (3歳) 32ベクレル ○
洗礼子(11歳)31ベクレル ○
長男は9歳から糖尿病にかかっています。ノボポーロツクにも糖尿病児童協会があるそうで、現在の会員は24人だそうです。モズィリとよく似た状況で、インスリン用注射針とインスリンは病院から無料でもらっていますが、血糖値の検査紙は自分たちで購入しているそうです。しかし経済的に余裕がない家庭が多いため、実際には1日5回血糖値を調べないといけないのに、検査紙を節約するため1回だけですませており
「これではちゃんとした血糖値が分からなくて困っている。」
とお母さんは話していました。
ビタペクト2の成分表も食い入るように眺めて
「ティースプーン1杯の量だと、血糖値は・・・。」
と計算していました。
ビタペクト2は糖尿病患者でも摂取できるように作られているので安心です。
お母さんの話によるとベラルーシに現在1400人の糖尿病児童がおり、完全に治らないことから人生を悲観してしまう家庭や、子どもが発病してから経済的に困ってしまう家庭が多く、問題になっているということでした。
ベラルーシ中の糖尿病児童を支援するのは無理としても、ノボポーロツクの子どもだけでも1回ぐらい支援ができないものか・・・と思いました。
(家族B)
モギリョフ市(チェルノブイリ原発から約280キロ)から来た家族。この家族には1個のビタペクト2を渡しました。
それぞれの体内放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト2を渡しました。
母親(事故発生時7歳)24ベクレル
長女(2歳11ヶ月)21ベクレル ○
次女(7ヶ月)0ベクレル
子どもたちは比較的健康、ということでした。ビタペクト2は3歳以下の子どもは飲まないように言われているのですが
「来月3歳になるから。」
とお母さんに頼まれ、またSOS子ども村のリリヤ先生が大丈夫でしょう、という判断をしたため、ビタペクト2を渡しました。
もし下痢などを起こした場合は、残ったビタペクト2は、やはり放射能値が高めだったお母さんが飲むことになりました。
(家族C)
ミンスク市(チェルノブイリ原発から約350キロ)から来た家族。この家族には2個のビタペクト2を渡しました。
この家族は2003年にも保養滞在したオリガさん一家です。
初めてお会いしたときの様子はこちらでレポートしています。(HP「ベラルーシの部屋」「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第9回」)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2003/no9.html
2003年11月に初めて測定したときの体内放射能値の結果は以下のとおりでした。○印の子どもにビタペクト2を渡しました。
母親(事故発生時11歳)12ベクレル
長男 24ベクレル ○
長女 21ベクレル ○
次男 40ベクレル ○
(三男はこのときお母さんのお腹の中にいました。)
その後この家族はミンスク市に住んでいるということで、2004年4月に再測定をチロ基金からお願いしています。
その結果は全員0ベクレルでした。そのときの詳細はこちらでレポートしています。
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2004/origa.html
そして今回の体内放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト2を渡しました。
母親 17ベクレル
長男(12歳) 0ベクレル
長女(10歳)24ベクレル ○
次男 (7歳)25ベクレル ○
三男 (6歳)19ベクレル
やはり5年近く経過し、再び体内に放射能がたまってしまったようです。 子どもたちは全員病気がちだそうです。
長女は昨年ドイツで心臓の手術を受けたそうです。そのおかげでだいぶ体調はよくなったそうです。次男はまだ7歳なのにすでに2回心臓の手術を受けました。お母さんは大変そうでした。
しかし、以前にもレポートしましたが、この家族は子どもがたくさんいるのに、一部屋のアパート暮らしをしていたのです。
「あの、今でもひょっとしてあのアパートに住んでいるんですか?」
と尋ねると
「多子家庭に国から3部屋のアパートが支給されることになって、順番を待っていたのですが、やっと引越しできたんです!」
とお母さんが喜びのニュースを話してくれました。ああ、よかったと思ってよく話を聞いたら、アパートがもらえたのは、先月。(子どもがこんなに大きくなっているのにどうやって今まで一部屋で暮らしていたの?)
さらには割安だそうですが40年ローンだそうです。
でもお母さんはとても喜んでいて、
「台所が急に広くなったから大きいテーブルも買わないと。今まで小さいテーブルで順番に食事をしていたの。今度遊びに来て。」
と目を輝かせていました。本当によかったです。
あのとても体の弱い妹さんは、その後大学生になり、交換留学生としてドイツへ行くほど優秀だったのですが、歯がほとんど抜けてしまったため、現在総入れ歯を入れたそうです。20代前半で総入れ歯、というのも大変ですが、食事がちゃんと摂れないとますます病気になってしまいますよね。
しかしいろいろ大変なこともありますが、以前よりお母さんの表情が明るくなっていて見ている私もうれしくなりました。長く活動を続けていて一番うれしいのはこのようにいい方向にいった家族を見ることですね。
今回もいつものように子ども達に折り紙、日本の絵葉書などをプレゼントしました。
絵葉書の裏に日本語で名前を書いてあげたら、とても喜んでいました。
お母さんたちからは「どうやってこんなに難しい文字を日本人は覚えているの?」「日本の学校はどんなふうに勉強を教えているの?」ときかれました。
オリガさんの長男は
「前に会ったときに折鶴の作り方を教えてもらったけど、できなかった・・・。」
と言ったので、私が見本として一つ鶴を折ると、子どもたちから拍手が・・・
折鶴を作っただけで拍手されるとは・・・日本人の皆様、ベラルーシへ行ったら、ベラルーシ人の目の前でぜひ鶴を作ってみてください。
画像は記念撮影のようすです。何と言っても数年ぶりに再会した子どもたちが見違えるほど大きく成長しているのを見るほどうれしいことはありません。
オリガさん一家の長男君を見たときはあまりの背の高さにびっくり仰天しました。
最後になりましたが、ビタペクト2の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
今回子どもたちに渡した7個のビタペクト2のうち、1個を購入するために、CD「月と日」の売上金1枚分を充てました。
ベラルーシ語で歌う日本の歌が収録されたCD「月と日」を1枚購入すると、その売上金の一部がビタペクト2を1個の購入する費用としてチロ基金に還元されます。
CD1枚の売り上げが、ビタペクト1個分、つまりべラルーシのチェルノブイリ原発事故の被災児1人に無料で渡すというこの活動につながっています。
CD「月と日」について詳しくはこちらです。(HP「ベラルーシの部屋」内)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/songs/index.html
京都にあるヨーロッパ輸入雑貨店「Vesna!」店頭やそのネットショッピングで購入できます。購入をご希望の方、詳しくはこちらをご覧ください。
http://vesna-ltd.com/shop/b_music.html
どうか皆様のご協力をお願いいたします。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。