リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

BWV1006a(6)

2024年07月07日 09時52分01秒 | 音楽系

1~6コースをミ、ド♯、ラ、ミ、ド♯、ラ(7コース以下はホ長調の音階)のスコルダトゥーラでBWV1006aをコンサートで弾くとすると、どういう曲と組み合わせるかは大きな問題です。アルバム録音だけなら特に問題はありませんが。一番近い調であるイ長調の曲をその次に弾くとすると、1,2,4,5コースをそれぞれ半音上げ7コースを半音下げなければなりません。弦数にして8本!これは大変なことです。続けて弾く場合音程がずっと不安定です。もう1曲このスコルダトゥーラで編曲した曲を演奏し、休憩をはさんで後半はイ長調の曲、という形ならなんとか行くでしょうか。

同じスコルダトゥーラだとどういった曲がいいでしょうか。10コースをレ?にしてイ長調の曲がいいかも知れません。もうこのコンサート全曲ミ、ド♯、ラ、ミ、ド♯、ラで行くなら逆に問題はなさそうです。でも考えただけでもしんどいコンサートですねぇ。

まぁ現実路線としてはミ、ド♯、ラ、ミ、ド♯、ラではなく3コースのみシ♭でしょう。次回からはその現実路線ではどんなタブになるかを見ていきましょう。


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