リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ファンダム

2024年07月01日 10時30分40秒 | 音楽系

日曜日の新聞にファンダムということばについて書かれている記事がありました。ガンダムではありません。ファンダムです。なんでも推し活にいそしむ人々の集団は「ファンダム」と呼ばれる形に進化したそうです。

なんかよくわかりませんが、なんとかのファンの「ファン」と集団を表す「ダム」をくっつけた造語だそうです。推し活にはまってしまった人たちのことをいうのでしょうか。

この人たちの行動を分析している大学の先生によると何かを神聖視する際に人は、善悪を直感的に判断する脳の部位が活性化すると言います。「ひとたび対象が『侵された』と感じると、損得を計算する功利的判断を伴わずに激しい反発が生じる」のだそうです。

なるほど、こういう脳の働きがあるからSNSで炎上するわけです。ここまで読んでよく似た例をふと思い出してしまいました。SNSの世界ではないので激しく炎上するという訳ではないのですが、例のガット弦信者の人たちの言動です。彼らがガット弦とかガット弦の師匠についての批評を全く受けいる余地がなく逆に反発してくるのは、脳のどこかが活性化して作用しているということなのかも知れません。脳の働きから来ているわけですから、道理でガット弦について何か言っても受け入れるのは難しいはずです。件の先生は宗教との類似性を指摘しています。