リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

アメリカ大統領選の行方

2024年06月13日 14時07分15秒 | 日々のこと

ビラロボスと言えばブラジルの大作曲家ですが、アメリカ・テキサス州のマッカレンという町の市長さんも同名のビラロボスです。マッカレンはメキシコ国境に近い町で85%がヒスパニックだそうです。もともとここは民主党の強いところでしたが、2021年の選挙で共和党のビラロボスが当選したそうです。不法移民の問題が大きくなっている中、背に腹は代えられないというところでしょうか、アメリカ・ファーストに舵を切ったようです。

そのアメリカ・ファーストを唱えているトランプが民主党の岩盤支持層であるヒスパニックを切り崩しているようです。私の娘が住んでいるカリフォルニア州は最大の民主党支持州(かな?)ですが、結構トランプ支持者もいるみたいです。でも周りが周りだからトランプ支持をあまりおおっぴらには言えないので「隠れトランプ」みたいになっているそうです。

今のところ日本のマスコミは基本的にトランプに批判的ですが、アメリカの世論調査ではトランプが僅差でバイデンの支持を上回っているようです。ただ最近の調査ではその差が縮まっているとの報告もあります。

何が起こるか分からないのがアメリカ大統領選挙で、昔マケイン対オバマの対決のときは世論調査では圧倒的にマケイン優勢でしたが、結果はご承知のとおりオバマが黒人初の大統領になりました。その当時ワシントンDCで取材を続けていた某日本人ジャーナリストH氏は自信満々にマケインが大統領になったらどのように日米関係が変化をするかということを書いた著書までだしましたが大外れでした。ちなみにその著書、今も持っています。

次の大統領選挙で「もしトラ」が実現してしまうと経済や政治の流れはかなり変わると言われています。日本は大丈夫なんでしょうかねぇ。リュートの弦がこれ以上高くなるのは御免被りたいところですが。