リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

Fireflyが到着!

2024年06月12日 13時07分06秒 | 音楽系

【初出でFireflyとするところを、多数Butterflyと書いてしまいました。お詫びして訂正いたします】

bluetooth接続のフットペダル、PageFlip社製Fireflyが早くも到着しました。

パッケージ最下段、アプリの例示でforScoreは世界的に有名なので出ていますが、日本のPiascoreは残念ながら出ていません。もうひとふんばりがんばりましょう!

さてパッケージを空けてみるとこんな感じの品が出て参りました。

充電式ではなく電池式です。これって意外に重要で、充電式だと内蔵バッテリーが弱ってきたときにリハーサル、本番に堪えられないかもしれません。その点電池式だと当日に新品の電池を入れて置けば、仮にリハーサルと本番をONにしたままでも切れることはありません。

実際に使うとこんな感じになります。

この靴は私が最近本番で使っている靴です。さすがに足の裏ではペダルの感覚をつかめませんが、ペダルのサイズに十分な幅があり右ペダルとの距離も十分ありますので、踏み間違いとか両方踏んでしまうことは避けられそうです。ちなみにペダルの踏み方ですが、まず機器のセッティングを踏み込んだままでも次のページに送らない(repeatしない)というセッティングにします。このセッティングが出来ていないとちょっと長めにペダルを踏み込んだままにしておくと次の次のページまで行ってしまい焦ります。普段は写真のように足をペダルに載せて一度踏み込みます。そしてそのまま演奏をし、ページをめくるところでかかとを支点に足先を上げて次に踏み込みます。そしてそのまままた演奏を続けます。ちなみにFireflyの場合はページ送りのrepeatを物理スイッチでon, off できます。(上部スイッチ群の下から2段目の一番右側のスイッチです)

もう一つ持っているペダルであるiRig製Blue Turnと並べてみますとこんな感じになります。

Fireflyの方が少し大きめで重量も少し重めです。さらに裏側の処理は、Fireflyはとても丁寧に作られていて、滑らないような工夫がなされています。

iRig Blue Turnの裏面はこんな感じですが、実は滑り止めは私が滑り止めゴムを切って接着したものです。オリジナルのものは滑り止め効果がほとんどありません。

Fireflyで少し気になるのは、ペダルを踏み込んでから足を上げるときにいわゆるクリック音ではありませんが「カタッ」という小さな音がすることです。多分わざとこういう音が出るようにしているのでしょう。この音は実際にはほとんどお客さんの方には届かないとは思いますが、リュートソロの場合だと聞こえてしまうかもしれません。これに対してBlue Turnでは多少の音は出ますが、Fireflyよりはずっと小さな音です。

あとFireflyで好ましいのは電池が単三であること。Blue Turnは単四です。もちろん中の回路の設計自体が関係してくるので単三にすればいいという話ではありませんが。

Fireflyのマニュアルを読んでみますと、30分間操作なしで置いておくと自動的にオフになるのがデフォルトだとありましたが、これは困る場合もあります。復帰はペダルをもう一回踏めばいいそうですが、そのために数秒かかるそうです。これはiOSアプリからカスタマイズできるらしいのですが、USBケーブルでつながなくてはなりません。困ったことにFireflyのUSBの口はMicro USB です。これってType C ととても似ているですよね。私的には大迷惑なコネクタです。(mini USBも大迷惑です)でもつながなくてはいけないのでMicro USB をlightningに変換するアダプタをアマゾンに注文しました。(Firefly付属のケーブルがUSB Type A とMicro USBだからです)