リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

股座膏薬

2023年11月12日 16時41分17秒 | 日々のこと
メルセデス・ベンツが新聞に大きく広告を出していました。HPでも同じ内容の広告が。

「ガソリンか、電気か。どちらの欲望にも、メルセデスが答える。」

あれ?メルセデスって電気自動車に完全移行するんじゃなかったっけ。高級車のメーカーのメルセデスならたっぷり電池を積んでお値段が高くなっても買ってくれるユーザーがいるので選択としては成り立つと思っていましたが。

なんかここにきてガソリンにも未練があるような内容の広告です。HPを調べてみましたら、ディーゼルもまだ新型にラインナップされています。「ガソリンか軽油か電気か」ですね。

カリフォルニアに住んでいる人の話では電気自動車の売れ行きが下火になってきているそうで、その人は「電気自動車を買いたいという人の多くがすでに買ってしまったからではないか」と言っていました。

最近自動車評論家も電気自動車の負の面を取り上げているのを読んだことがあります。でもテレビなどのマスコミは「まだ電気自動車の普及が進んでいない日本は・・・」みたいな言い方をしていますが。

冒頭に書きました「ガソリン化、電気か・・・」は電気自動車一本やりではまずいと見たメルセデスは、情勢がどっちにころんでも言い訳が立つように(かつては電気自動車一本やり宣言をした関係上)徐々に方向転換をしているのかも知れません。股座膏薬ですねぇ。(笑)2040年までに内燃機関廃止の宣言をしたホンダもそろそろ股座膏薬を貼るかも知れません。その点トヨタやマツダは軸がぶれていません。