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リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

昨年の大晦日TV番組

2022年01月03日 15時29分56秒 | 日々のこと
大晦日にはさすがに仕事はしませんのでついついTVを見る時間が長めになります。

紅白歌合戦は見ませんでしたが、というか通して見たことは一度もありません。今年はマツケンサンバが登場らしかったのですが、そのマツケンサンバってそもそも通して聴いたことがありません。ちらっとフレーズの一部は聴いたことがありますが。そこでYouTubeで見てみましたら、なるほどナカナカ上手く出来ている曲です。確か私がバーゼルにいたときに日本で流行っていたようで、当時駅の売店で買ってくる日経新聞に載っていることがありましたので、流行っていること自体は知っていました。でも日本に帰国したときはとっくにブームは去っていて聴く機会はなかったということです。

紅白も視聴率が芳しくなかったようですが、もう止めたらどうかなと思います。紅が女性で白が男性、男女対抗なんて、今の時代の流れにそぐわない感じもします。もっとも私自身はその流れに与するつもりはありませんが。

紅白の前?すこし時間的にかぶっているのかどうかは知りませんが、久しぶりに第九の演奏をEテレでみました。みなさんマスクなしでしたが、コーラスとオケの境にはアクリル板が設置されていたのがコロナ対策という感じでしたが、まぁないよりマシという感じでしょう。

演奏はなかなかいい演奏だったと思います。第4楽章の終わり頃、フガートが始まる直前のA7-9のコードでソプラノのgが高い音でしかもピアニッシモなので音程がダダ下がりになることもあるのですが、きれいに出ていました。ソリストもとてもよかったです。熊五郎みたいなガラガラ声のバス、キンキンのテナー、音程がはっきりわからないアルト、キーキー騒いでいるだけで何を歌っているかわからないソプラノというソリスト群にめぐり会うことがありますが、今回のソリスト達は声量、表現力もあり4つのパートがきちんとハーモニーを形成していました。まぁホントはこれが普通でしょうけど、なかなか日本の地方ではお耳にかかれません。指揮は尾高忠明でした。

あと、罰にお尻をたたく番組、ガキのナンとかという名前でしたか、やっていませんでしたねぇ。暴力的で下品な番組ですが大晦日に私はついつい見てしまうという番組です。再放送でもやればよかったのにと思いますが、第九を見たあとでこの番組ではちょっと落差がありすぎるみたいですが、意外に本質的なところではつながっているのかも知れませんよ。