先日、誕生日祝いにプレゼントされた絵本です。
いせひでこさんは、ノンフィクション作家柳田邦男さんの奥さまで、柔らかいタッチであたたかい絵をお描きになる絵本作家です。
片方の目がご不自由と知った時は驚き、そして深く尊敬しました。
この本は、私たちが日々の生活の中で見失っている大切なものや大切なことを
ひとつ、ひとつ取り上げて
思い出させてくれます。
そこに添えられている絵が、またすばらしい。
たとえば、こんなことも
空 雲のかたち 風の匂い
窓のむこう、道のむこうに見えるものはなに
夜明けや夕暮れとの出会いはありましたか
などなど、もっとたくさんの、
忘れそうになっていることをいっぱい思い出させてくれて、
その中にあった
大きな樹の近くで、かばんを引きずりながら泣いている少年の姿が
私の幼い友人のようにも見えて、泣きそうになりました。
そのページには
「樹木を友達だと考えたことがありますか。」
という言葉があります。
その少年も、樹の太い枝にたどりついてしがみついたら、きっと樹が心を温めてくれたでしょう・・・
私の友人の少年も、樹を友達だと思えるようになってほしいです。そしたら、悲しいときもけしてひとりぼっちじゃないと信じられるから。
そしてお終いのページの
「時代は言葉をないがしろにしている---」
「あなたは言葉を信じていますか」
というひと言には、はっとさせられました。 日本語はとても綺麗で豊かですばらしいのに、
ともすれば忘れられそうな言葉がたくさんありますもの。
長く手元に置いて、心を支えてもらえる本であると思っています。プレゼントしてくれた娘に感謝です
いせひでこさんは、ノンフィクション作家柳田邦男さんの奥さまで、柔らかいタッチであたたかい絵をお描きになる絵本作家です。
片方の目がご不自由と知った時は驚き、そして深く尊敬しました。
この本は、私たちが日々の生活の中で見失っている大切なものや大切なことを
ひとつ、ひとつ取り上げて
思い出させてくれます。
そこに添えられている絵が、またすばらしい。
たとえば、こんなことも
空 雲のかたち 風の匂い
窓のむこう、道のむこうに見えるものはなに
夜明けや夕暮れとの出会いはありましたか
などなど、もっとたくさんの、
忘れそうになっていることをいっぱい思い出させてくれて、
その中にあった
大きな樹の近くで、かばんを引きずりながら泣いている少年の姿が
私の幼い友人のようにも見えて、泣きそうになりました。
そのページには
「樹木を友達だと考えたことがありますか。」
という言葉があります。
その少年も、樹の太い枝にたどりついてしがみついたら、きっと樹が心を温めてくれたでしょう・・・
私の友人の少年も、樹を友達だと思えるようになってほしいです。そしたら、悲しいときもけしてひとりぼっちじゃないと信じられるから。
そしてお終いのページの
「時代は言葉をないがしろにしている---」
「あなたは言葉を信じていますか」
というひと言には、はっとさせられました。 日本語はとても綺麗で豊かですばらしいのに、
ともすれば忘れられそうな言葉がたくさんありますもの。
長く手元に置いて、心を支えてもらえる本であると思っています。プレゼントしてくれた娘に感謝です
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます