そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

野に咲く小さな花9・ハコベの仲間

2018年03月16日 | 野に咲く花
ハコベはなんと<ナデシコ科・ハコベ属>だそうです。ナデシコの仲間なのですね!

この写真は、他の方のブログなどからミドリハコベの咲き始めの様子ではないかと思うのですが、どんなものでしょう?
とてもかわいいでしょう?

ミドリハコベとコハコベはとてもよく似ていますが、それなりにいろいろと特徴があります。しかし、厳密に区別するためには種子の形を見るしかないそうです。
(詳しくは『街でよく見かける 雑草や野草がよーくわかる本』岩槻秀明・秀和システムに書かれています)

そして、ミドリハコベとコハコベの二つをまとめてハコベと呼ぶことも多いとか。

これらのハコベは、花の真ん中の花柱が3本なのですが


ウシハコベという種類は5本の花柱があります。

名前の頭に「ウシ」と付くだけあって、背が高くなり(50センチくらいにも伸びることあり)葉も花もやや大きいです。茎が暗紫色しているのも特徴の一つですが、他のハコベでもそんな色のもあるので、要注意です。

最近はウシハコベを見ることは少なくなり、「もしかしてウシ?!」と思っても花をルーペで見ると花柱が3本しかないというのがしょっちゅうです、、、

実が熟するころになれば、このように
下を向いて種子を落とすので、上向きに実がつくほかの種類とは間違うことはないのですがネ。
この茎の色が、ウシハコベの特徴の一つです!

このように独特の特徴があるので、「ウシハコベ属」として他の種類と区別することもあるそうです。

どの種類も、花びらは深い切れ込みがあるので10枚に見えますが、よくみれば5枚であることがわかります。



にほんブログ村


自然観察
にほんブログ村


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする