箕面市の給食~おいしい給食をいっぱい食べましょう!

箕面市の給食は
①卵、牛乳、小麦等を調理に使わない「低アレルゲン献立給食」です
②市内産の野菜を優先的に使っています

畑訪問より(石丸地区)

2024年10月05日 | 食育・地産地消

箕面市の学校栄養士は、月1回程度、給食に野菜を納入してくださる農家さんの畑をたずねて、いろいろなお話をうかがっています。
9月上じゅん、石丸地区にある農家さんの田畑を訪問しました。
畑には、黒豆(黒大豆)、なす、さといも、とうがらし、すいか、かぼちゃなどたくさんの種類の野菜や果物が育っていました。

さて、たくさんしげった葉の中にかくれているのは何でしょう?

かぼちゃです!
葉っぱが夏の光をあびて、たっぷり栄養をたくわえ、これからかぼちゃが熟していきます。

もうひとつ、かくれているのは・・・?


すいかが大きく育っていました。
すいかの収かくは、花がさいて、受粉してから約40日ほどたったころだそうです。
そのため、花がさいた後、実がふくらみ始めた時期を記録しておくそうですよ。

〈さといも〉
大きな葉っぱの下で、さといもがたくさん育っていました。
月の満ち欠けを元に日付を決めていた旧暦(きゅうれき)の8月15日を「十五夜」と言い、日本では昔からお月見をして、秋の実りに感謝する日でした。
旧れきと、「新暦(しんれき)」と呼ばれる現在使われているこよみとは1ヶ月程度のずれがあり、新れきに直すと毎年9月中じゅんから下じゅんに十五夜をむかえます。
十五夜の月を「中秋の名月」と言いますが、ちょうどさといもが収かくできるころなので「いも名月」とも呼ばれます。
「あともう少しで収かくなので楽しみです」とおっしゃっていました。

〈黒豆(黒大豆)〉

6月ごろに植えた黒豆(黒大豆)が、たくさんの葉をつけてしげっていました。
黒豆(黒大豆)ってどんな豆かわかりますか?
そう、おせち料理で食べる、あの黒くてあまい豆です。
黒豆煮
(出典:農林水産省ホームページ)

小さな花がさいているのがわかりますか?

枝が分かれたところに、小さなむらさき色の花がさき、そこに実ができます。
花がさいている時はたくさんの水が必要なので、「マルチ」という黒いシートをひいて、畑から水分が蒸発するのを防ぐそうです。
今年の夏は暑くて大変だったとか。

緑色のさやの中で実が大きく育ってきて、10月から11月ごろのまだ若い豆が「えだまめ」です。
さきほど出てきた旧れきの9月13日の夜を「十三夜」と言います。
十五夜から約1ヶ月後、新れきに直すと毎年10月中じゅんから下じゅんのころになります。
ちょうどえだまめやくりを収かくするころなので、十三夜の月のことを別名「豆名月」や「くり名月」というのだそうです。

冬になり、葉やさやが茶色くかれると、豆は熟して黒く固くなり、いよいよ黒豆としての収かくの時期をむかえます。
どれだけおいしくても、えだまめとして先にたくさん食べてしまうと黒豆の収かく量が少なくなってしまうので、ちゃんと黒豆として収かくする分は残しておいた上で、えだまめとして食べるそうですよ。

〈米(れんげ米)〉
田んぼには、一面緑色のいね! 
緑色のいなほの中に、白い点々のようなものが見えますか?
いねの花がさいています。

アップにすると、こんな花です。

(出典:中国四国農政局ホームページ)

花がさいた後、いなほが少しずつふくらんでいます。

さて、これは、この田んぼの春の景色です。
田んぼがピンク色ですね。

このピンク色は、田んぼ一面に植えられた「れんげ」の花です。

なぜ田んぼにれんげを植えるのか、というと・・・。
なんと、米を収かくした後の田んぼにれんげを植えることで、れんげを肥料として活用し、土を元気にすることができるんですって!

米を収かくした後の田んぼに、今回訪問した農家さんもいらっしゃる「石丸れんげ同好会」のかたが、れんげの種をまくことから米作りが始まります。
れんげの種をまく時期の気温も大切で、気温が20℃以上のタイミングでないと、れんげの芽がうまく出ないのだそうです。

4月中じゅんにれんげの花が満開になり、4月末には「石丸れんげまつり」が開さいされます。
5月の連休が明けたころ、れんげの種ができる前に、トラクターでれんげごと田んぼを耕して、れんげを土の中に混ぜこんでしまいます。
田んぼを耕す時に、熟した種がはじけて土に混ざることで、ちっ素という栄養素が土の中にが取りこまれます。
これが自然の肥料になり、できるだけ化学肥料を使わずに育てることができるのです。
れんげを肥料に使って育てた米なので「れんげ米」と呼んでいるそうです。

春のれんげがさいた田んぼは美しく、近くの小学校の児童が毎年「れんげつみ」をさせていただいています。
きれいなだけでなく、いねの栄養になるなんて、とてもすてきですね。

ちなみに、れんげを田んぼに植えておられる農家さんは、石丸地区以外にもいらっしゃいます。
春に一面れんげがさいた田んぼがないか、さがしてみてくださいね。

訪問した9月上じゅんは、米不足がニュースになり、お店でもお米が全然売っていませんでした。
「お米が足りなくなるのでは!?」と心配していた真っ最中だったので、田んぼにお米が実っている景色をみて、とても安心しました。
「秋になればお米が実る」ということが、とてもとても幸せなことだと感じました。

「米」という漢字を分解すると「八十八」。
米作りには「八十八」もの手間がかかると言われています。
私たちが毎日お米をおいしく食べられるのは、農家さんが1年かけて、大切にお米を育ててくださっているからこそです。
野菜や果物を食べられるのも、農家さんが暑い夏も、寒い冬も、手間ひまかけて育ててくださっているからこそ。
感謝して、残さずいただきたいと心から思います。
ありがとうございます。


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10月4日(金)の給食

2024年10月04日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

米飯
シェパーズパイ
コンソメスープ
じゃこのバジルふりかけ
★みかんゼリー(★は中学生の追加1品)
牛乳

〈小学生〉

〈中学生〉

「シェパーズパイ」は、イギリスやニュージーランドなどの家庭料理です。
「シェパーズ」は、羊飼いを意味する「シェパード」に由来します。
もともとは焼いた羊肉の残り物をおいしく食べる料理として生まれたものだそうで、イギリスでは羊の肉を使って作られることが多いそうです。
給食では、牛肉とぶた肉を使ったミートソースに、少しやわらかめのマッシュポテトを広げ、オーブンで焼いて仕上げました。
ミートソースとポテトの相性がよく、とてもおいしくいただきました。
2022年1月29日のブログで「シェパーズパイ」の作りかたをしょうかいしていますので、作ってみてくださいね。
(下の写真は、1クラス分ずつ量を量りながら、ミートソースとマッシュポテトを重ねているところです。)


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10月3日(木)の給食

2024年10月03日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

米飯
鶏肉の紅茶煮
豆腐のスープ
昆布ふりかけ
★ツナポテト(★は中学生の追加1品)
牛乳

〈小学生〉

〈中学生〉

「鶏肉(とりにく)の紅茶煮(に)」は、酢(す)、しょうゆ、みりんで味をつけた紅茶で、とり肉とたまねぎをにこみました。
さっぱりとした大人っぽい味に仕上がったので、食べてくれるか少し不安でしたが、教室を訪れたらそんな不安はふき飛びました。
「紅茶煮(に)、おいしい!2年生になって小おかずを初めておかわりしたよ!」
「しるがおいしいから、しるだけでもおかわりしたい!」
「紅茶煮(に)をごはんにかけて、どんぶり風にしたら、よく合うよ。」
と、みんな笑顔で食べてくれていました。


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10月2日(水)の給食

2024年10月02日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

米飯
さばの塩焼き
すまし汁
豚そぼろ
★煮浸し(★は中学生の追加1品)
牛乳

〈小学生〉

〈中学生〉

「さばの塩焼き」に「すまし汁(じる)」、中学生の追加1品が「煮浸し(にびたし)」と、定番の和食こん立でした。
洋食メニューや、肉を使った主菜のほうが人気かと思いきや、こういった和食も大好きな人も多く、「おだしがおいしい!」「魚がごはんに合うね!」といった声が多数聞かれました。
「さばの塩焼き」に使ったさばはあぶらがのっていて、オーブンで焼くと、ほどよいこげ目がついて香ばしいかおりが給食室に広がりました。


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10月1日(火)の給食

2024年10月01日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

米飯
おでん
豚汁
納豆
★おでん(鶏手羽)(★は中学生の追加1品)
牛乳

〈小学生〉

〈中学生〉

今日から10月ですね。
今年度の前半が終わり、後半がスタートしました。
これからもおいしい給食を届けられるようがんばりますので、楽しみにしていてください。

給食の「おでん」は、大きいかまでじっくりにこむので、味がしみこんでとてもおいしく仕上がります。
おでんの具は、小学生は、ミニごぼう天、こんにゃく、だいこんの3種類、中学生はとり手羽が一品追加になり4種類です。
だいこんが苦手だったけど、給食でおでんのだいこんを食べておいしかったことがきっかけで大好きになった、という人もいます。
苦手だったものが食べられるようになるきっかけは、人それぞれだと思いますが、そのきっかけのうちのひとつが給食、という人もいると思います。
少しずつでも、食べ物となかよしになってもらえるとうれしいです。


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