今まで何個も新星を見つけている人がいて、その人の記事を読んでいると、地球から一億光年離れた楕円銀河の中の新星、なんてありました。きっと肉眼なんかじゃ見えないくらいの微々たるものを大きな望遠鏡で毎日毎日丹念に探すんだろうなという北斗七星かオリオン座いくらいしか識別できないド素人には溜息モノ、何個も見つけているからにはそれが既知の星か新しい星かの区別がもちろんつくわけで、それはつまり(想像で言ってますからご了承を)感度のいい望遠鏡に映っている多くの星々の全てを認識されているということ、これも門外漢には言葉をなくすくらいの果てしなさ。好きだから、で済んでしまうことなんでしょうけれど、さてつぎ込んだ「物心両面」やいかばかりかと思うとまた大溜息。そして一億光年の彼方というスケール。今見ているまたたき(光)は一億年前に発せられたものということですよね。山口百恵の最後の歌に何億光年云々という歌詞がありましたが、そう思うと見上げる夜空、瞬く星(光)は何億年前から何分前(ここ辺りが全く想像ですからどうぞよろしく。月の光が何分前やら何時間前のものやらさえ知りません)までが混在してるわけで、ただこの日この時刻に同時に見えているというとてつもない偶然の賜物であるわけです。北斗七星の七つの星が、勝手にそう想像してますが、同一平面上に並んでいるわけじゃないわけですね。前後に、つまり地球からの距離はまちまちであるわけですよね。ああ、そうなんだ。壮大な気分になります。そしてこの偶然の不思議さですね。私がここにいて、見上げれば星の光が瞬いて、そこにはものすごい時間の凸凹(うまく表現できません、すみません)があって、それを見ている偶然。その不思議さ。時にはこんな思いもいいもんです。
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