柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

進退

2010-05-26 08:23:06 | Weblog
イギリスの議会の開会式、エリザベス女王陛下とその隣におそらく夫君でしょう勲章をこでもかと飾りつけた爺さんの写真が新聞に載ってます。古式蒼然たるドレスに王冠を戴いておられる絵柄です。周りに侍っている連中も、パイレーツオブカリビアンに出てくる役人そのままの格好です。天皇陛下も烏帽子直垂姿でお出ましになればいいのにと思ったことでした。こういうところ国の歴史、自負心、意地ですね。何でも簡素化簡略化すればいいものではないわけです。儀式の意味合いは、自分のアイデンティティーの確認なのです。自分の来し方、ルーツへの回帰、再認識。自分は何者なのか。どこで生まれてどこで生きているのかという再認識。そう思います。軽んじては決してなりませぬ。
 サッカー岡田監督の進退伺騒動が報じられます。韓国に一年に二回も負けて申し訳ないとTVで発言してましたね。責任問題として進退を上司に伺うのがそんなにおかしいことですかね。もちろん時期が時期ですからそういう非難(敵前逃亡)はまぁわからぬでもないですが、悪かったという気持ちがそういう発言になるは理解できますがね。そんなに大叩きするほどのことでしょうかね。例によっての落ちた犬は総がかりで叩きのめすマスコミ得意の集団暴力です。選手たちに援護されている始末です、監督、別の意味で叩かれちゃって。やってるのは俺たちだ、選手に責任の及ぶのを避けようとした発言だろうなんて言われてます。これも監督きっとショックじゃないんでしょうか。お前らがちゃんとやらんからじゃ!選手たちにこれといったコメントのなかったこともどうだかなぁですね。相変わらず「頑張るしかない」ばかりです。せいぜいやってきてください。ここまで神風信仰が蔓延浸透している業界も他にないんでしょうね。いつも同じ呆れ方している私です。いかがですか。
 
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