柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

体面

2010-05-29 07:56:58 | Weblog
「ひ免」ではなく「罷免」です、NHK。「口てい疫」の意図するところは何なんだ?美的感覚の欠如と言うか、徒らな教条主義と言うか、文化破壊方針と言うべきか。ひ免、ではインパクトに欠けます。漢字でこその意図伝達です。そしてこういう表記を見て人は字を意味を読みを覚えるんです。国民の識字促進、つまりは文化の保持もマスコミの大きな役割でしょうに。漢字を軽々に扱って欲しくないですね。で、罷免。新聞各紙の一面に踊ります。色々な切り口があるんでしょうが、まずは鳩山さん、切ったのは福島さんなのか社民党なのか。言葉を大切にしたいなんて明らかな鳩山さんへの当てつけ吐いて、信義を貫いた体裁を整えた福島さん、さりとて身を斬らせて骨を断つなんて迫力ではないのですが、この人も切られるは自分だけと考えているか、連立離脱をセットに考えてのことか。社民党の女政審会長は難しい顔して、連立相手の党首を罷免するなんてのは余程のこと、この上に連立維持なんてはできないだろうと、どこかのオッサン(これは男の理屈、メンツと体面優先する馬鹿馬鹿しい男の性癖です)と同じこと言ってます。あんたは女なんだからもっと実利を取ろうとする考えを言ったらどうなんだい?男女共同参画とやら女の地位向上やらを叫ぶ割には、こういう時に出てくるセリフはオヤジそのものです。福島さんにしてもこの女政審会長にしても、こういう時にこそ大向こうに控える、国民の半数を占める女たちを唸らせる、女ならではの発想やを示したらいいのに、大演説したらいいのにと思います。昨日の新聞に、社民ごね得とかチキンレースとか書かれて、まだ駆け引きが続くような流れでしたが、この速さはさすがに鳩山さんアメリカが怖かったと見えます。切って見せるもそれなりに評価されるだろうと昨日書きましたが、俺にもこのくらいはできるよということではあるのでしょうが、結果として沖縄を切ったことになってしまった種は自分で蒔いたものです、その象徴に福島さんがいたわけです。記者会見もごめんなさいばかり。申し訳ない、ばかり。なんじゃそら?社民党の選択肢は行くか帰るかしかありません。政権に恋々としがみつくか、いつもの弱小党に戻るか。首すげ替えて沖縄捨てるのも一手ですか。それとも生命線の沖縄は手放せませんか。鳩山さんより、今は社民党がどうするかの方が面白いです。今度はこっちが答えを出す番ですから。
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