柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

横着

2010-05-13 08:16:26 | Weblog
平野官房長官が沖縄に行って徳之島の町議五人に会ったという報道です。TVに流れるコメントでは民意を確かめたかったそうです。ううむ、どうですかねぇ。三町長がわざわざに首相に会ってあれだけきちんと反対表明している、そしてその場で何度も民意民意と繰り返していたのに今更どんな民意が欲しかったんですかね。町長さん方を馬鹿にした話ですわね。そしてこの選ばれた五人の町議、どういう顔ぶれだったんですかね。新聞には公表されません。わざわざ反対派に会う必要もないわけで、ということは推進派、民主党寄りの、味方に会ったんでしょうかね。となれば余計に反発煽りますね。こういう時は愚直に正面突破を繰り返すばかりでしょう、何度も何度も沖縄に行く、何度も何度も会う、何度も何度も頭を下げる。人と人との交渉事です、早道なんてありません。顔つき合わせて罵声浴びながらも食い下がる。これでしょうにね。そういう気がないんですね。おぼっちゃんというのか、団体交渉慣れの組合体質というか。労働組合は文句を言いたい放題言って、企業側からお願いされて妥協していればよかったんですからね、平野さんはこういう立場になったことないんでしょう。いわば横着ですわ。町長の一人も民意民意と叫ぶ、官房長官も「民意様」を第一に考えている様子。凡庸な政治屋達が二言目には叫んでいる議会民主主義の本質とはいちいち民意に立ち返ることではないでしょうに。ったく、どちらもどちらですか。
 東京ー新青森間の新幹線の呼称が「はやぶさ」に決まったそうです。なんでも公募した結果は北陸東北の特急の象徴でもあった「はつかり」が一番多かったそうですが、はやぶさのほうが速いイメージだという理由だったそうです。はつかりという名も久しぶりに聞きました。新幹線以前の東海道本線の花形特急だった「こだま」のボンネット型の顔を少し丸くしたような独特の顔をしていた先頭車両でした。なるほど東日本走るなら「はつかり」もいい命名だと思いましたが、はやぶさです。はやぶさと言えば、東京ー西鹿児島を結ぶ寝台特急で長く人気のあった代物、九州入ってから鹿児島本線通るのがこれ、日豊本線(大分、宮崎側)を走り西鹿児島に行くのが「富士」、特に長距離を走るこの二本は人気があったんじゃなかったですか。私も少年の頃一時今で言う鉄ちゃんでして、時刻表見ては溜息ついて、寝台特急見に行ったりした者です、特に柳井駅に「富士」だけが停車したので非常に思い入れが強いのでした。その「はやぶさ」が思わぬところで復活です。複雑な思いではあります。こっちを走っていたのに・・という妬け気分が混ざってます。不思議な気分です。
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